暑くなり始めた6月下旬の夜、四川省成都市でオンライン配車ドライバーとして働く周偉さん(44)がコンサートの舞臺に立っていた。コンサートの舞臺に立ちたいという普通の人々の夢をかなえるプロジェクト「平凡人コンサート」の舞臺に立ったのだ。周さんは舞臺から自らの歌聲を息子と娘に捧げることで、夢を追いかける姿を見せるとともに、自分自身の夢も実現(xiàn)させた。子供の頃から歌が大好きだったという周さんは、若い時、その夢を葉えるために北京に出て、國家級歌舞団である東方歌舞団の入団テストを受けて合格、入団した。その際、1300人の応募者の中で、歌を?qū)熼Tに學(xué)んだことがなかったのは、周さんただ一人だったという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
2015年、周さんは妻とともに故郷の成都に戻った。成都に戻った後、彼は聲楽の教師として働くようになった。しかしレッスン以外の空き時間はとても多く、その空き時間をどうするかと考えた末、オンライン配車サービスの滴滴快車の運転手として働くようになったという。北京から成都に戻ってからというもの、大きな舞臺に立つこともなくなった周さんだが、友人の勵ましを受け、「平凡人コンサート」に自薦してオーディションに挑み、見事、舞臺に立つチャンスを手にした。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月25日