中國人民銀行(中央銀行)烏魯木斉(ウルムチ)中心支店がまとめたデータによると、今年上半期には、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)の人民元建て越境決済額は前年同期比3%増の262億9400萬元(1元は約17.0円)に上った。そのうち、周辺國との越境決済額は同91.4%増の18億5700萬元だった。中國新聞社が伝えた。
周辺國とは、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ロシア、パキスタン、インド、モンゴル共和國、アフガニスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンを指す。
同支店の黨委員會委員を務(wù)める許可副支店長は、「中國人民銀行ウルムチ中心支店は優(yōu)良企業(yè)の越境人民元建て決済の円滑化テスト事業(yè)実施の推進(jìn)に成功した。新疆の外貨と越境人民元建て業(yè)務(wù)展開の自律メカニズムを指導(dǎo)して、『優(yōu)良企業(yè)に寄與する越境人民元建て決済の円滑化実施への意見』及び第1弾となる優(yōu)良企業(yè)89社のリストを発表した」と述べた。
同意見が実施されると、越境人民建て業(yè)務(wù)の処理時間がこれまでの1日から5分に短縮され、資金の利用効率が著しく向上する。6月末現(xiàn)在、管轄エリアの外貨取り扱い指定銀行15行が越境人民元建て円滑化業(yè)務(wù)をスタートし、リストの56%に當(dāng)たる優(yōu)良企業(yè)が物品?サービス貿(mào)易で人民元建て越境決済を行っており、決済金額は13億7700萬元に上った。
許氏は、「中國人民銀行ウルムチ中心支店はこのほかにも越境人民元政策のPRを積極的に行い、人民元越境(クロスボーダー)決済システム(CIPS)への參加者の業(yè)務(wù)開拓における長期にわたり効果を上げるメカニズムの構(gòu)築などの措置を通じて、シルクロード経済ベルト中核エリア建設(shè)の安定した推進(jìn)への金融面での支援を保障する」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月30日