中國中車唐山機車車両有限公司は17日、ポルトガルのポルト都市鉄道?地下鉄の車両と関連メンテナンスの調(diào)達プロジェクトの生産開始記念式典を行った。これにより、中國初の歐州連合(EU)へ輸出する都市鉄道車両プロジェクトが研究開発?設(shè)計の段階から実質(zhì)的な生産の段階へと進んだことになる。中國新聞社が伝えた。
同社の王志偉副チーフエンジニアの説明によると、ポルト地下鉄の車両?メンテナンスプロジェクトは2020年1月21日に契約が交わされた。これは中國中車がEU加盟國の都市鉄道車両市場で初めて契約を勝ち取り、中國の軌道交通設(shè)備メーカーのEU市場開拓にとって重要な一里塚になったことを示している。
王氏は、「契約に基づき、當社はポルト地下鉄の運営會社のために4両編成の地下鉄車両18臺を製造し、5年間のメンテナンスサービスも提供する。この新しい車両はグリーンな移動、快適、安全という設(shè)計理念に合致するもので、ポルト地下鉄のすべての路線で運行が可能だ。定員は346人、最高速度は80km/hに達し、軽量化、低エネルギー消費、低騒音、スマート化などの優(yōu)位性を備える」と述べた。
ポルトはポルトガル北部の港灣都市で、同國第二の都市であり、北部の重要な経済の中心地でもある。ポルト地下鉄の運営會社がこのたびの車両調(diào)達を行ったのは、現(xiàn)地の既存の地下鉄運営における乗客の増加に対応するためであり、また今後の地下鉄網(wǎng)のさらなる拡大もにらんでのことだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月18日