長江スナメリ「福久」と赤ちゃん「F9C22」（撮影?肖蕓九）

水中の特別天然記念物である長江スナメリの人工繁殖にこのほど、新たな成果があった。６月27日夜9時(shí)35分ごろ、中國科學(xué)院水生生物研究所ヨウスコウカワイルカ館で飼育されている14歳の雌のスナメリ「福久（フージウ）」が、雌の赤ちゃん「F9C22」を順調(diào)に出産した。1週間余りの観察後、母子ともに健康だ。

同研究所は７月6日夜、「福久」が赤ちゃんを出産する全過程の監(jiān)視カメラ映像を初公開した。300萬人以上のネットユーザーが「F9C22」の誕生の瞬間を目にした。

武漢ヨウスコウカワイルカ館の「福久」（左）　畫像提供は武漢ヨウスコウカワイルカ保護(hù)基金會

「福久」は2011年に鄱陽湖から武漢に來ていた。今年で14歳で、壯年期に當(dāng)たり、今回は2回目の出産となった。スナメリの妊娠期間は通常12ヶ月で、通常は1頭しか産まない。赤ちゃんスナメリは母に1?2年付き添われて初めて獨(dú)立することができる。

スナメリの親子（資料畫像）。 畫像提供は武漢ヨウスコウカワイルカ保護(hù)基金會

長江スナメリは國家1級保護(hù)野生動物だ。2017年の長江スナメリ生態(tài)科學(xué)観察の結(jié)果によると、長江スナメリの個體數(shù)はわずか約1012頭で、ジャイアントパンダよりも少ない。同研究所は長年にわたり、中國內(nèi)外の長江スナメリ研究?保護(hù)機(jī)関と共同で、長江スナメリ人工繁殖を持続的に模索してきた?，F(xiàn)在は新たに生まれた「F9C22」の他に、6頭の長江スナメリが飼育されている。うち3頭は人工環(huán)境で誕生した長江スナメリだ。これは長江スナメリの一般生物學(xué)及び繁殖生物學(xué)に重要なプラットフォームを提供した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月8日