求人サイト?智聯(lián)招聘がこのほど発表した「2022中國人留學生帰國者就職調査報告」（以下、「報告」)によると、2022年度に海外の大學を卒業(yè)した中國人留學生の數(shù)は前年同期比で8.6％増となり、帰國して求職した留學生の數(shù)も過去最高を記録した。中國企業(yè)の海外人材に対するニーズも上昇カーブを描いている。中國新聞網(wǎng)が報じた。

帰國して求職する留學生の留學先を見ると、英國の割合が最も高く、41.4％となっている。以下、オーストラリア(20.3％)、米國(9％)と続いており、2021年と比べて順位に変動はなかった。増加幅の拡大という観點から見ると、2022年、マレーシアや日本、シンガポールの大學を卒業(yè)した留學生の數(shù)が前年比で大幅増となり、それぞれ66.1％増、50.9％増、37.7％増だった。

2023年の春節(jié)(舊正月、今年は1月22日)明けの第1週に上昇カーブを描いた留學帰國者の需要と供給。

調査では、帰國することにした留學生のうち、58％が「國內の生活のほうが便利だから」、40％が「國內の文化?環(huán)境が好きだから」、32％が「國內のほうが就職の機會が多いから」、22％が「國內の経済活動の回復が加速しそうで、就職の機會も増えそうだから」と答えた。

統(tǒng)計によると、現(xiàn)在、中國國內の企業(yè)の海外人材に対するニーズが急速に高まっているのを背景に、留學帰國者に対するニーズが上昇カーブを描いている。今年の春節(jié)明け第1週に留學帰國者を優(yōu)先する求人數(shù)と國內で求職する留學帰國者の數(shù)が共に増加した。2月3日の時點で、留學帰國者を優(yōu)先する求人數(shù)は1月28日に比べて11％増、求職する留學帰國者は27％増となった。

業(yè)界別で見ると、2022年で留學帰國者を優(yōu)先する求人のうち、教育/トレーニング業(yè)界の求人が全體の27.8％を占めて、最多だった。以下、専門サービス/コンサルタントが14.3％、インターネット/ECが11.1％と続いた。

ここ數(shù)年の中國國內で求職する留學帰國者の數(shù)の推移。

給與を見ると、留學帰國者を優(yōu)先する求人の平均給與は3年連続で上昇し、2022年には1萬4680元(1元は約19.4円)と、2021年の1萬3719元に比べて961元（7％増）増加した。

地域別で見ると、新一線都市や二線都市、三線以下都市で就職してキャリアを積むことを希望する2022年の留學帰國者が増加しており、送られた履歴書の割合はそれぞれ31％、15.7％、14.3％と、いずれも2021年を上回った。

留學の収穫について、留學帰國者の52.7％が「ほぼ予想通りだった」と答え、前年の49.9％より2.8ポイント上昇した。また、28.2％は、「予想を上回った」と答え、2021年の25.4％を上回った。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年2月16日