スマートフォンは現(xiàn)代人の生活に欠かせないもので、寢る前にベッドに橫になってスマホをいじり、そのまま眠りに落ちるのが快適という人が數(shù)多くいる。しかし暗い照明と正しくない姿勢での寢ながらスマホは、目だけでなく脊椎にも深刻な影響を與えることがある。中央テレビニュースが伝えた。
首都醫(yī)科大學宣武病院神経外科の呉浩醫(yī)長の説明によると、仰向けでも橫向きでも、寢転がってスマホを見ると首と背中の筋肉がリラックスできない上に、こわばって固まってしまい、頸椎癥が起きたり背中にかかる力がアンバランスになったりしやすい。寢転がってスマホを利用する時に、手首を曲げるか腕を上げるかしてスマホを見る人が多いが、これは肩の関節(jié)にも手首にもよくない。そのため頸椎と腰椎という視點から見ても、心身の健康という視點から見ても、寢ながらスマホは非常によくない習慣だという。
スマホを見る時の正しい姿勢は何だろうか。目を科學的に守るにはどうしたらよいか。専門家のアドバイスを聞いてみよう。
スマホ利用時は座る姿勢で 距離が近すぎてはだめ
首都醫(yī)科大學付屬北京安貞病院眼科センターの朱思泉主任は、「まず必ずちゃんと腰掛けて、水平の狀態(tài)でスマホを見れば、目は比較的楽な狀態(tài)になる。スマホを見る時の距離が非常に重要で、一般的には50センチメートルくらいで、70センチを超えてはいけない。70センチ以上または30センチ以下だと、字や動畫などの動くものをはっきり見ようとするときに、目は筋肉を調(diào)節(jié)することで対象を見る。筋肉がずっと調(diào)節(jié)の狀態(tài)になっていると、目は疲れやすくなり、子どもの場合は非常に近視になりやすいか、近視がさらに進むことになる」と説明した。
スマホの明るさに注意 動きながら使用しないこと
専門家は、「通常の照明?明るさの下でスマホをしようする時、畫面の明るさは50%前後に抑えた方がいい」との見方を示す。
朱氏は、「一般的には、70%を超えてはいけないし、30%以下でもいけない。暗すぎたり明るすぎたりすると、目の筋肉がものをはっきり見ようとして調(diào)節(jié)の狀態(tài)になり、目はとても疲れやすくなる」と指摘した。
専門家によると、照明が暗い時、または歩いている時、運動している時、乗り物に乗っている時にスマホを使用すると、眼の筋肉がより一層引っ張られた狀態(tài)になり、長く続くと視力の低下が起こる。特に最近はランニングマシーンで走りながらスマホを見る人が多いが、これもおすすめできないという。
ブルーライトカットめがねは有効か どんな時掛ければいいか
朱氏は、「ブルーライトカットのめがねにはメリットもデメリットもある。ブルーライトは目にとって必要なものでもあり、完全にカットしてしまうと、しっかり眠れない、しっかり休めないといったことを引き起こす可能性がある。しかし浴びすぎれば確かに目には有害だ。そのためスマホやパソコンを長時間使用する場合は、適切なブルーライトカット眼鏡を掛けると一定の効果がある。使用時間が長くなければ、一般的にはブルーライトカットの眼鏡をわざわざ作る必要はない」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月10日