仕事中にボーッとしたり、雑談したり、席を立ってちょっと歩いたりする……。このような現(xiàn)象は職場でますます一般化しており、「摸魚」(サボり)という専用の呼び方までできた。これには、「怠ける」、「集中力がない」、「だらだらする」というように感じられているようだ。ところが仏パリ脳研究所が「カレントバイオロジー」に発表した研究成果によると、6時間働く場合は「サボり」が必要で、気分転換することでより効率的に働くことができる?!该~」するのは怠けているからではなく、脳が確かに休息を必要としているからだという。生命時報が伝えた。
この研究では、40人の被験者を複雑な意思決定が必要な難しい任務(wù)のチームと、それほど頭を使わない単純な任務(wù)のチームに分け、6時間の実験を行った。その結(jié)果、実験が進(jìn)むにつれ、難しい任務(wù)のチームの被験者に疲労の顕著な様子が見られた。6時間後、単純な任務(wù)のチームと比べて、難しい任務(wù)のチームの被験者の外側(cè)前頭前野(LPFC)に後者よりも多くのグルタミン酸(Glu)が蓄積され、約8%増加した。
脳の過度な使用により、主に認(rèn)知の制御を司るLPFCにグルタミン酸が蓄積される。グルタミン酸の蓄積に伴い、脳が「回転しなくなった」と感じるようになる。この時に脳は思考を必要としない気軽に達(dá)成感を得られる活動によりグルタミン酸の濃度を下げ、脳內(nèi)の「廃棄物」を除去してはじめて、より良く回転できるようになる。
米ノースカロライナ大學(xué)の研究によると、仕事で疲れた時に5分間の小休止を挾むだけで、気力を取り戻し、集中力を高め、仕事により良く取り組めるようになる。小休止とは仕事中の短い自発的な無作為の休息のことで、作業(yè)スペースを一時的に離れたり、同僚と雑談したり、ストレッチをしたりするといった行為が含まれる。
また「Pratiques Psychologiques」に発表された研究によると、午前の方が集中しやすく、10時か11時に小休止することで作業(yè)効率を再びピークに持っていくことができるという。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月19日