作品の中に製作者からのユーモラスなメッセージや隠しコマンド、隠しコンテンツを組み込む手法「イースターエッグ」を採(cǎi)用しているハリウッド映畫(huà)も多いが、最近、中國(guó)中央テレビ(CCTV) のニュース番組「新聞聯(lián)播」でも「イースターエッグ」が組み込まれ話題になっている。成都商報(bào)が報(bào)じた。

　第12期全國(guó)人民代表大會(huì)（全人代）第2回會(huì)議と中國(guó)人民政治協(xié)商會(huì)議第12期全國(guó)委員會(huì)第2回會(huì)議（「両會(huì)」）が3日、北京で開(kāi)幕すると、CCTVのニュースセンターは「微博(ウェイボー)」のオフィシャルアカウントに両會(huì)の特別コーナーを立ち上げて、中國(guó)全土のネットユーザーに「両會(huì)」に何を期待しているのかを聞いた。4日、あるネットユーザーは、両會(huì)に対する期待や祝福の言葉を込めた「砂絵」を同スレッドに投稿。同日夜、「新聞聯(lián)播」の番組終了前に、その「砂絵」が紹介されると、「最も蕓術(shù)的なエンディング」と視聴者からの大きな反響を呼んだ。

　元々厳粛なイメージのある「新聞聯(lián)播」だが、2014年に入ってから様々な変化が見(jiàn)られている。立春の日には、終了前に子供のパンダ4匹を映し出すなど「サプライズ」を提供し、「庶民派」へとイメージチェンジを図っている。10日、筆者はCCTVの総合チャンネルのニュース編集部の李風(fēng)?部長(zhǎng)らに、イメチェンに至ったエピソードを聞いた。

　　砂絵の作者は女子大生

　4日の「新聞聯(lián)播」の終了前に紹介された砂絵では、駿馬が「中國(guó)の夢(mèng)」に向かって走る姿や「北京·両會(huì)」という文字の下に北京にある「天安門(mén)城樓」などが次々に浮かび上がった。そして最後には手をつないで走る子供2人の上に虹がかかり、「幸せな家庭」と書(shū)かれ、創(chuàng)造性に富んでいた。

　砂の上に慣れた手つきでさまざまな場(chǎng)面が描かれていく様子に、「作者は一體だれなのだろう？」というのが多くの視聴者の気になるところとなっていた。筆者はついに、この絵の作者が広西チワン族自治區(qū)にある大學(xué)に通う女子大生?梁向華さんであることを突き止めた。

　梁さんは、「砂絵を?qū)熼T(mén)に學(xué)んでいるわけではない。砂絵は純粋に趣味で、習(xí)って1年そこそこ。CCTVに使ってもらえただけでも誇らしく思う」とし、「日中は授業(yè)に出て、夜は家庭教師をしている。だから、夜の10時(shí)に砂絵教室に行って習(xí)っている。(同作品は)2日間練習(xí)して、最後に事務(wù)所に殘って録畫(huà)して動(dòng)畫(huà)を製作した。そして、3日にネット上にアップし、両會(huì)に対する祝福の思いを伝えた。CCTVの目に留まるとは思ってもいなかった」と語(yǔ)った。