日本では昨年は「軍事復(fù)國元年」と呼ばれた。安倍內(nèi)閣はいわゆる「安保の三本の矢」こと、國家安全保障戦略、新「防衛(wèi)計畫の大綱」、「中期防衛(wèi)力整備計畫」、およびこれを法制、制度面から支える日本版國家安全保障會議（NSC）、「特定秘密保護(hù)法」によって、戦後安全保障戦略の重大な変質(zhì)を完了した。敗戦から70年近くが経ち、安倍氏は日本を再び「戦爭を発動できる國」にしようと企てている。今年の年頭所感で安倍氏は「『強い日本』を取り戻す戦いは、始まったばかり」と公言した。これは彼が「憲法改正と軍事力強化」および「歴史の美化」を両輪に政治的右傾化を推し進(jìn)める道を引き続き歩んでいくことを意味する。

　「普通」の地位の回復(fù)に向けた敗戦國の努力が成功するか否かは、その「普通化」の目標(biāo)の設(shè)定、戦略的道筋の選択、および関連する條件を備えているか否かを見る必要がある。安倍內(nèi)閣は侵略の歴史を頑迷にも否認(rèn)すると同時に、隣國に対して強硬な対立政策を講じ、「軍事的臺頭」によって戦後の束縛からの脫卻を試みている。これはアジア太平洋地域の安定に深刻な打撃を與え、域內(nèi)諸國の関係を分裂と対立の瀬戸際へと追いやる。安倍氏就任以來、元來良好だった東アジア地域の協(xié)力基調(diào)は妨げられ、中韓両國と日本との関係は膠著狀態(tài)に陥った。安倍氏の指導(dǎo)する日本を前に、國際社會はその「普通の國化」を當(dāng)然懸念している。

　安倍路線は日本を國際社會全體の敵にしつつある。國連の潘基文事務(wù)総長は昨年、歴史を直視し、深く反省するよう日本の指導(dǎo)者に求めたが、安倍內(nèi)閣は邪気に満ちて、これに強く反論した。中國東北部を占領(lǐng)した日本が1933年に國際社會の批判を受けて國際連盟から「憤りの脫退」をした歴史の一幕を連想してしまう。そして2014年の今日、安倍氏の指導(dǎo)下で、日本は再び世界の敵になろうとしているようだ。

　安倍氏の指導(dǎo)下の日本は、第1次大戦前のドイツ、第2次大戦前の自らの覆轍を踏みつつあるようだ。平和を愛する世界の全ての國と人々はこれに警戒し、人類が再び戦爭の深淵に引き込まれないようにしなければならない。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月24日