中國國民が最も注目している煙霧解消の時(shí)期について、全國人民代表大會(huì)代表、中國科學(xué)院副院長の丁仲禮氏は4日に北京で、「大気汚染対策の『國10條』の公布後、各地が排出削減を強(qiáng)化している。煙霧発生の頻度は、すでに転換點(diǎn)に近づいている可能性がある」と指摘した。中國新聞社が伝えた。
中國の2013年の煙霧発生日數(shù)は、過去52年間で最多となった。午年の新年早々、中國は広範(fàn)囲の煙霧に見舞われた。中央気象臺(tái)は「黃色警報(bào)」を発令し、各都市で重度汚染が発生した。
丁氏は、「中國東部の10省?直轄市、北京市?天津市から海南省までの計(jì)92萬平方キロの土地は、世界の土地面積の0.6%しか占めていない。この狹い範(fàn)囲內(nèi)で、2013年の1人平均の石炭消費(fèi)量が全世界の21%を占めた。人口、工業(yè)の密集、エネルギー消費(fèi)量により、同地域は単位面積當(dāng)たり汚染物排出量で世界のトップになっている」と指摘した。
長期的に環(huán)境変化を研究している専門家の丁氏は、煙霧防止の「転換點(diǎn)」について觸れたが、これは中國國務(wù)院が昨年「大気汚染防止10條の措置」を発表してから、各都市の排出削減が強(qiáng)化され続けたからだ。丁氏は、「この『國10條』が徹底されれば、石炭?自動(dòng)車という二つの主要汚染物質(zhì)排出源が抑制され、硫化物、窒化物、極小微粒子などの量が減少し、大気汚染の強(qiáng)度も頻度も低下するだろう」と予想した。
しかし丁氏は、「煙霧を一発で治療する『特効薬』はなく、長期的な過程を経ることになる。當(dāng)然ながら、政府の力強(qiáng)い管理の下で進(jìn)める必要がある」と強(qiáng)調(diào)した。
丁氏は、「北京市の先週の悪天候に、市民は焦りを感じた。このような天気の流れについて、科學(xué)界には『超長期安定型天気』という言葉がある。北京市で1周間にわたり北風(fēng)が吹かず、南風(fēng)が時(shí)おり逆に吹きつけたため、都市全體の汚染物質(zhì)が拡散されず、北京南部の汚染源からも汚染物質(zhì)を運(yùn)んできたほどだ。汚染物質(zhì)が増加を続け、2月26日の大気中のPM2.5の濃度は500μg/?に達(dá)した」と説明した。
丁氏は、「この超長期安定型天気は、1949年に気象記録が始まってから5回しか発生したことがないが、昨年と今年に1回ずつ発生している」と述べた。
丁氏は、「この極端な気象狀況は今後増加する可能性がある。これは地球溫暖化を背景とするものだ。自然界の気象要素と人為的な汚染物質(zhì)の排出が共に作用するため、これに対する心の備えが必要だ。煙霧の除去、もしくは発生の大幅な減少には長い時(shí)間がかかる。いつになれば徹底的に解決されるかについては、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で答えを出せることではない」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年3月6日
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