テスラは北京に続き、上海と杭州にも店舗を構(gòu)える計畫で、16年には中國での販売臺數(shù)を2萬臺とし、世界の売り上げ全體に占める中國の割合を20％に引き上げたい考えだ。

報道によると、世界の自動車メーカーが相次いで中國の環(huán)境保護車市場に熱い視線を注ぐのはなぜか。最も大きな原因は、中國政府が電気自動車をはじめとする環(huán)境保護車の普及を積極的に推進し始めたことにあるという。

中國政府の主な措置の一つとして、充電インフラ建設(shè)の加速がある。計畫ではまず北京と上海といった大都市で「5キロメートル充電圏」を構(gòu)築し、充電スタンドを5キロメートルごとに設(shè)置する。また補助金の規(guī)模拡大などの電気自動車普及政策を増やし、政府関係者の業(yè)績評価に「環(huán)境への貢獻」という項目を加える予定だ。青海省と寧夏回族自治區(qū)は電気自動車の普及政策を獨自にうち出し、各地方政府も普及促進を最優(yōu)先課題に挙げる。

高級車の代表的メーカーであるダイムラーは、9月から北京、上海、深センで乗用車型電気自動車「DENZA」を販売する。これはダイムラーが中國の比亜迪と4年をかけて共同開発した新型の電気自動車だ。日産自動車も早ければ今年9月、中國専用の電気自動車ブランド「ヴェヌーシア」の製品をうち出す予定だ。

各大手メーカーが直面する問題は、中國の消費者に電気自動車への理解が乏しいことだ。北京のドライバーは、「途中で電気がなくなったら困る。買うなら10年後にする」などと話す。中國の環(huán)境保護意識は日本や歐州ほど高くなく、「環(huán)境保護車は少數(shù)の金持ちのおもちゃだ」と殘念な見方をする人も少なくない。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月29日