中國では現(xiàn)在物価が上昇し、全體的な賃金水準(zhǔn)も上昇しているが、求職者の希望月給も同時に上昇している、というわけではないようだ。北京青年圧力管理サービスセンターが27日に発表した「2014年中國大學(xué)生就職圧力調(diào)査報告書」によると、今年の大學(xué)新卒者の希望月給は平均3860元(約6萬2800円)となり、2013年と同水準(zhǔn)を保った。過去の同調(diào)査のデータを見ると、2011年の希望月給が最も高く、平均5537.5元(約9萬円)に達(dá)していた。北京晩報が報じた。
▽博士卒業(yè)生の希望月給が大幅増
報告書を執(zhí)筆した同センターの熊漢忠センター長は、「今年の調(diào)査では、希望月給を3001-5000元とする回答者が最も多く、高學(xué)歴者ほど希望月給も高かった。うち、専科生(2-3年制)は3340元(約5萬4千円)、本科生(4年制)は3660元(約5萬9500円)、修士生は5450元(約8萬8700円)、博士生は7790元(約12萬7千円)で、平均は3860元だった」と語る。
昨年と比べると、専科生の希望月給がやや減少したのを除き、その他の學(xué)生の希望月給は軒並み増加した。うち、本科生は100元(約1600円)、修士生は600元(約9700円)それぞれ増加し、博士生は1500元(約2萬4千円)と大幅に増加した。しかし、全體の希望月給を平均すると、2013年とほぼ同じとなった。
▽創(chuàng)業(yè)希望者と末端組織での就職希望者が増加
卒業(yè)生の就職意向を見ると、49.7%が就職を希望しており、創(chuàng)業(yè)を考えている人は22.7%と、昨年の20.4%から2ポイントあまり増加した。大學(xué)院への進(jìn)學(xué)を希望する人は20.1%、海外留學(xué)を希望する人はわずか3.4%だった。昨年のデータと比較すると、創(chuàng)業(yè)と大學(xué)院進(jìn)學(xué)を希望する人の割合がやや増加した。
社會の末端組織での就職についての調(diào)査結(jié)果を見ると、「希望しない」と答えた人の割合がやや下がり、16.5%となった?!赶M工搿工趣筏咳摔?1.6%、「検討しても良い」とした人は51.6%で、昨年比で約13ポイント上昇した。
熊センター長は、「2009年から今年までの6年間の全體的なすう勢を見ると、明確に希望する?しないと答えた人の割合は徐々に下がっており、『検討しても良い』と答えた人の割合が上昇している。これは、末端組織での就職に対する求職者の態(tài)度があいまいになりつつあることを示している」と語った。
▽希望就職地で人気なのは省都
大卒生に最も人気がある就職地はどこだろう?調(diào)査結(jié)果によると、省都?計畫単列市での就職を希望する人が49.6%と最も多く、次が地級市で23.6%だった。以下、直轄市が17.8%、県級都市が6%、農(nóng)村部はわずか0.7%だった。
熊センター長は「過去4年間の結(jié)果から、省都?計畫単列市のような2線都市が、求職者から最も人気を集めていることが分かる。就職地を選ぶ基準(zhǔn)として、半數(shù)以上が『個人の活躍のチャンス』を挙げ、『生活コスト』『収入』『住みやすさ』がこれに続いた」と語る。
用語解説:計畫単列市
計畫単列市とは、國家社會と経済発展計畫単列市の略。1980年代に初めて提起され、現(xiàn)在は遼寧省大連市、山東省青島市、浙江省寧波市、福建省廈門(アモイ)市、広東省深セン市の5都市が計畫単列市に指定されている。
計畫単列市は単獨(dú)で國家計畫に編入され、省級レベルの経済管理権限を付與される。計畫単列市の財政収支は中央政府の監(jiān)督管理下に置かれ、省級政府への上納は不要となる。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月28日
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