■選挙時(shí)には有権者の目をそらさせる　安倍首相に騙されたと感じる日本の民衆(zhòng)

　日本のベテラン政治記者、元共同通信編集委員の中村明氏は人民日?qǐng)?bào)の取材に「安倍政権は確かに民意を無視している」と指摘?！赴脖妒紫啶?012年の衆(zhòng)院選時(shí)に集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を選挙公約に盛り込んだが、大多數(shù)の日本の民衆(zhòng)はこの點(diǎn)に注意を払わなかった。また、安倍首相はわざと集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を最大の選挙スローガンにしなかった。選挙戦時(shí)に、安倍首相は主にデフレ脫卻や東日本大震災(zāi)の被災(zāi)地復(fù)興の加速に向けた政策の説明に力を注いだ。この2つの政策に賛成したからこそ、自民黨に投票した日本の民衆(zhòng)が少なくない?，F(xiàn)在もなお仮設(shè)住宅で暮す被災(zāi)者が少なくない。日本の大多數(shù)の民衆(zhòng)は、安倍內(nèi)閣は東北の被災(zāi)地の再建と復(fù)興の加速、福島第1原発事故の完全な解決にもっと力を注ぐべきだと考えている。人々は安倍首相があろうことか集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を取り組みの重點(diǎn)としていることに驚き、失望している。日本の民衆(zhòng)の一部は騙されたと感じている」と指摘した。

　中村氏はさらに「日本の首相は選挙を経て就任し、任期が定まっている。安倍首相は民意を無視し、民衆(zhòng)の強(qiáng)い反対に遭い、日本の民衆(zhòng)は集會(huì)やデモの形で反対意見を表明しているが、これは民衆(zhòng)の意思を表明する方法に過ぎず、民意を無視する安倍政権を覆せる可能性は低い。日本の法律では、國會(huì)が內(nèi)閣不信任案を可決して初めて政府は退陣しうる。だが現(xiàn)在安倍首相の自民黨は衆(zhòng)參両院で多數(shù)議席を占めており、內(nèi)閣不信任案の可決はあり得ない。日本の民衆(zhòng)は次回選挙で他の政黨に投票する機(jī)會(huì)を待つほかない」と指摘した。

　第2次安倍政権発足以來、安倍內(nèi)閣の逆行に反対する様々な集會(huì)やデモを組織し続けている市民団體の責(zé)任者、高田健氏は人民日?qǐng)?bào)の記者に「安倍首相は衆(zhòng)院選で大多數(shù)の議席を獲得したことを頼みに、日本國憲法に違反し、日本の民意を無視することを一歩一歩行っている。われわれはこうした暴挙を斷じて許さない。たとえ安倍首相が集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を強(qiáng)行しても、われわれは安倍政権打倒を決してあきらめない。次の內(nèi)閣が今回の閣議決定を覆すことを期待する」と表明?！袱铯欷铯欷韦郡妞蓼剃L爭によって、安倍內(nèi)閣の支持率はさらに下がるだろう」と語った。また、「安倍首相がこのように民意を無視するのは、日本の議會(huì)民主制度にいくつかの欠陥があることを側(cè)面から反映してもいる」と指摘した。

　「もし今できる限りのことを盡くして安倍首相を阻止しなければ、集団的自衛(wèi)権の行使が容認(rèn)され、われわれは悔やんでも悔やみきれないだろう。明日殘念に思わぬよう、今日われわれは全力であたらなければならない」。同日の集會(huì)は高田氏の叫びとともに終了した。だが、民意を無視して、集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を強(qiáng)行する安倍首相に反対する日本の民衆(zhòng)の行動(dòng)は今後も継続されるだろう。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月24日