中國人が描いた杜甫の落書き
2014年9月2日、中國最大のポータルサイト?百度の掲示板にこのほど、「日本の教科書の落書きにビックリ、中國は『杜甫』で対抗」と題したスレッドが立った。
スレ主は「日本の學(xué)生の落書きは想像力が豊か。日本の教科書は漫畫家の発想力を育てる基礎(chǔ)教育の場になっているようだ」と評価。中國の學(xué)生の落書きについては「1200年以上も前の『詩聖』杜甫が突然人気者になっている」と指摘している。
日本人學(xué)生の落書きは動きのあるものが多い。保健の教科書に出てくる人間の筋肉を表したイラストを漫畫「進(jìn)撃の巨人」の巨人に見立てたもの、テレビ畫面の中から映畫「リング」の貞子が出てくるもの、ドラえもんの「のび太」のメガネが化學(xué)式になっているものがそうだ。中には教科書のページを半分に折って、そこに立體的な女の子を描いた落書きもあり、「これはすごい!」と中國ユーザーも大絶賛している。
一方、中國人學(xué)生はもっぱら國語の教科書に出てくる杜甫のイラストを落書きの対象に選んでいる。その落書きはどれも寫実的だ。同じイラストの杜甫にギターを抱えさせたものやマシンガンを持たせたものもあれば、自転車に乗って買い物に行く杜甫や、パソコンを開いて掲示板に詩を投稿する杜甫、マイケル?ジャクソンのダンスポーズをキメている杜甫もいる。漫畫「ドラゴンボール」の孫悟空のコスプレをした杜甫が「李白、俺と合體しようぜ!」と呼びかけている落書きもあった。
「レコードチャイナ」より 2014年9月5日
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