カウル、ロケット、ブースターなどの大型モジュールが、天津次世代ロケット産業(yè)化基地の工場內(nèi)に靜かに橫たわっている。これらのモジュールは近い將來、大型ロケット「長征5號」、中型ロケット「長征7號」に組み立てられ、輸送船により目的地の海南文昌衛(wèi)星発射センターに送られることになる。「メイド?イン?天津」の次世代輸送ロケット「長征7號」は、2016年に初打ち上げを?qū)g現(xiàn)する。人民日報が伝えた。
◆次世代大型ロケットの製造
大型ロケットはなぜ大型と呼ばれるのだろうか?これはサイズが大きい他に、大きな能力を持つためだ。長征5號の開発成功後、中國製ロケットの低軌道への打ち上げ能力は9トンから25トンに、靜止トランスファ軌道への打ち上げ能力は5.5トンから14トンに、対地同期軌道への打ち上げ能力は現(xiàn)在の約2.5倍に拡大する。長征5號と比べ、やや細めの中型ロケット「長征7號」も、低軌道への打ち上げ能力が13.5トンに、太陽同期軌道が5.5トンに達し、かつ開発案は貨物輸送と乗員輸送を兼ね備えている。
中國キャリアロケット技術(shù)研究所所屬の天津航天長征ロケット製造有限公司の陶鋼総経理は、「ロケットの打ち上げ能力が大きければ大きいほど、宇宙開発事業(yè)の可能性も大きくなる。長征5號と長征7號は中國のすべての軌道上への打ち上げを?qū)g現(xiàn)し、次世代ロケットの主力になる」と述べた。
◆次世代ロケット、技術(shù)?設(shè)計などの見所
ロケットの直徑が5メートルに達した。これは一般人が見れば太くなっただけに過ぎないが、宇宙技術(shù)専門家にとっては、技術(shù)?設(shè)計?製造技術(shù)の新たな認識と、かつてない課題を意味している。
長征5號は中國で規(guī)模が最大で、最高の技術(shù)力を持つ打ち上げロケットで、中國が初めて全體からシステムに至るまで最新技術(shù)を採用した大型液體燃料ロケットだ。長征7號の開発も、96件のコア技術(shù)を把握した。
構(gòu)造の設(shè)計と製造技術(shù)にも多くの新たな見所がある。長征5號ロケット構(gòu)造チーフデザイナーの欒宇氏は、組み立て工場內(nèi)の直徑5.2メートルのカウルを指さし、「これは長征5號の國內(nèi)最大規(guī)模のカウルで、ロケットの打ち上げ能力を拡大する」と説明した。
次世代ロケットは、設(shè)計手段の変化をもたらした。長征7號ロケット総體チーフデザイナーの馬忠輝氏は、「設(shè)計から生産に至る全3Dデジタルプラットフォームに挑戦し、新型ロケットの開発のより正確でリアルな設(shè)計?試験環(huán)境を整えた」と語った。
次世代ロケットの開発は、材料の革新を起こした。陶氏は、「多くの新材料に対する認識を深めた。小麥粉に例えると、ただこねるだけでなく、どのようにこねれば美味しくなるかを知る必要があるようなものだ」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月25日
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