注目の日本の衆(zhòng)議院選挙が14日、幕を下ろした。選挙前に日本の各大手メディアの予想通り、安倍首相率いる自民黨があっさりと勝利を収めた。安倍首相は「思い通りに」4年の任期を新たに得て、長(zhǎng)期政権実現(xiàn)に向けて土臺(tái)を固めた。だが安倍首相とその內(nèi)閣、執(zhí)政団體は様々な課題を抱えており、新たな4年は順風(fēng)満帆とは言えなさそうだ。こうした課題にいかに対応するか。途中で予想外の変化が起こらないか。多くの試練が安倍首相を待ち受けている。(文:厖中鵬?中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所學(xué)者)
▽安倍首相が直面する數(shù)多くの政治的課題
第一に、政治分野について。安倍首相は多くの問(wèn)題に直面している。これらの問(wèn)題は、「髪一本を引っ張れば全身が動(dòng)く」ような根本的なものである。安倍首相はこれにいかに対応し、いかなるカードを切るのか。日本の政局の動(dòng)向を観察するポイントとなる。
來(lái)年4月、日本は統(tǒng)一地方選挙を迎える。日本の各都道府県と政令指定都市の首長(zhǎng)と議員、政令市以外の市町村區(qū)の首長(zhǎng)と議員のすべての選挙が行われる。安倍首相の目標(biāo)は、自民黨が衆(zhòng)議院選と同じように地方選挙でも一気に勝利を収め、內(nèi)閣と自民黨の政策を地方でも行うのにより良い條件を作り出すことである。だが地方選挙には地方の特徴があり、自民黨が衆(zhòng)議院で勝利を収めたことは、地方選挙でも自民黨が大勝できることを意味してはいない。このため民主黨や維新の會(huì)、共産黨などの野黨も統(tǒng)一地方選挙を重視し、準(zhǔn)備を進(jìn)めてくるものと見(jiàn)られる。とりわけ民主黨は、今回の衆(zhòng)院選での伸び悩みを反省し、統(tǒng)一地方選挙をバネにして次の衆(zhòng)院選での巻き返しをはかろうとするはずだ。安倍首相が率いる自民黨がもし、來(lái)年の統(tǒng)一地方選挙で衆(zhòng)院選の大勝を再現(xiàn)できなければ、災(zāi)害復(fù)興や地方創(chuàng)生などの政策も水を差されることになる。
安倍首相は今年7月、集団的自衛(wèi)権を解禁する閣議決定を行った。安倍首相は來(lái)年の統(tǒng)一地方選挙後、集団的自衛(wèi)権の解禁に関連する一連の安保法案を國(guó)會(huì)に提出する計(jì)畫(huà)だ。これらの法案が通過(guò)するかは、今後の日本の安保政策にかかわり、日本の集団的自衛(wèi)権の解禁が本當(dāng)に実現(xiàn)するかにかかわる。だが集団的自衛(wèi)権の解禁は敏感な問(wèn)題であり、各野黨の意見(jiàn)もばらばらで、立場(chǎng)の相違は大きい。自民黨と連立與黨を組む公明黨も慎重な態(tài)度を保っている。そのため來(lái)年5月以降、與野黨は國(guó)會(huì)で、安保関連法案の採(cǎi)択是非について新たな攻防戦を繰り広げることになる。各黨派の相違をいかに解消し、各黨派の利益のバランスをいかに取るかは、安倍首相の政治手腕を試し、安倍首相の安保観がどこまで通用するかを示す正念場(chǎng)となる。
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