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世界最先端の高速鉄道用けん引技術(shù)、中國(guó)が開発に成功

人民網(wǎng)日本語版 2015年06月24日13:58

11年の研究期間、1000萬回の試験、150GBのデータの蓄積、1億元(1元は約19.9円)の投資によって、中國(guó)中車株式有限公司傘下の株洲電力機(jī)車研究所(以下、同社)が、第3世代軌道交通けん引技術(shù)の難関である、永久磁石同期電動(dòng)機(jī)けん引システム(以下、同システム)の開発に成功した。同社は同システムの知的財(cái)産権を保有する。長(zhǎng)沙地下鉄1號(hào)線で使用される永久磁石同期電動(dòng)機(jī)が、2015年5月16日に交付された。

同システムは業(yè)界內(nèi)で「列車の心臓」と呼ばれている。その性能は、列車の動(dòng)力の質(zhì)、エネルギー消費(fèi)、制御の特徴を決める。また列車の経済性?快適性?信頼性に影響を及ぼし、省エネ?アップグレードのカギでもある。同社副総経理の馮江華氏は、「同システムを手にした者が、高速鉄道の発言権を手にする」と話した。同システムは列車の動(dòng)力システムで、変流器と電動(dòng)機(jī)によって構(gòu)成される。そのうち変流器は列車の心臓、電動(dòng)機(jī)は列車の筋肉のようなものだ。変流器は動(dòng)力伝達(dá)を擔(dān)當(dāng)し、電気エネルギーを機(jī)械エネルギーに変換し、列車の安定運(yùn)行を?qū)g現(xiàn)する。

◆地下鉄用から高速鉄道用へ

馮氏は2003年、同システムについて初めて耳にした。同社は當(dāng)時(shí)、中國(guó)初の同システムの開発チームを発足し、ゼロからのスタートを切った。馮氏は、「參考可能な資料がなく、開発や実験に用いる関連設(shè)備も不足していた。當(dāng)時(shí)は石橋を叩いて川を渡るしかなかった」と振り返った。チーム発足から8年後の2011年末に、同社の同システムは瀋陽地下鉄2號(hào)線で取り付けに成功し、中國(guó)の軌道交通で初の使用を?qū)g現(xiàn)した。中國(guó)の鉄道に同システムが存在しないという歴史が終わった。

同社の首席設(shè)計(jì)専門家の李益豊氏は、「瀋陽地下鉄に使用されている永久磁石同期電動(dòng)機(jī)の出力は190kWだが、時(shí)速500キロの高速列車に用いられるものの出力は690kWに達(dá)し、かつ常に高速運(yùn)転を維持する。これはけん引システムの安定性?信頼性などの大きな試練となる」と述べた。同社は2013年12月に、時(shí)速500キロの高速列車用の電動(dòng)機(jī)の開発に成功し、2014年10月に青島四方株式公司の取付試験に合格した。

◆省エネの神器、エネルギー効率が60%向上

中國(guó)工程院院士、同社総経理の丁栄軍氏によると、同社のけん引システムの都市列車市場(chǎng)におけるシェアは、2014年に57%に達(dá)した。今後は非同期電動(dòng)機(jī)の代わりに、同システムを採(cǎi)用していく。データによると、同社が開発した690kW永久磁石同期電動(dòng)機(jī)は、現(xiàn)在主流となっている非同期電動(dòng)機(jī)のエネルギー効率を60%上回り、電動(dòng)機(jī)の消耗を70%減らすことができる。

同社傘下の時(shí)代電気公司副総経理兼チーフエンジニアの劉可安氏が持つ、業(yè)界內(nèi)の分析?報(bào)告書によると、2020年頃までに全國(guó)で約100本の都市軌道交通路線が敷設(shè)される予定だ。そのうち60%が同システムを使用した場(chǎng)合、生産額は100億元に達(dá)する見通しだ。新たに敷設(shè)される鉄道のエネルギー消費(fèi)は、毎年約2億4000萬元分削減される。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月24日

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