中國人民銀行(中央銀行)は金融市場の金利の低下を誘導するため、このほど7日連続で計350億元(1元は約19.84円)のリバースレポを行った。これはつまり人民銀が今週に公開市場で500億元の純投資を行ったということを意味する。先週に比べると150億元の増加だ。「京華時報」が伝えた。
人民銀は2日、公開市場で350億元のリバースレポを行い、ガイダンス金利は2.5%で前期の金利水準を維持した。
人民銀は今週、850億元のリバースレポを行った。今週には350億元分が期限を迎えたため、結(jié)果的に500億元を純投資したことになる。
リバースレポを繰り返すだけではない。人民銀は最近、中期?長期の流動性を絶えず市場に送り込んでいる。アナリストは、「先に人民銀は中期?長期の流動性を投入し、これに加えて今週は継続的にリバースレポを行い、量を増やし価値を引き下げた。その狙いは流動性を安定させ、金利市場の低下傾向を誘導することにある」と指摘。取引関係者は、「人民銀が預(yù)金準備率を引き下げるのは、特に半期末を控えたリスクヘッジのため、また外國為替資金殘高の流出に対するリスクヘッジのためだ。金曜日から翌週の水曜日までの間に、新株28銘柄の発行?新株予約権の取り扱いが集中的にスタートし、機関投資家は今回の新株予約権の購入で1兆4千億元の資金が凍結(jié)され、資金面で一定のリスクヘッジになると予想する。これに月初めに準備金を納めることを考え合わせると、7月は金利が低下する可能性は低い」との見方を示す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月3日
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