12月の「科學(xué)のデマ」、空気清浄機(jī)は煙霧除去の神器？

人民網(wǎng)日本語版　2016年01月04日11:05

12月の「科學(xué)のデマ」が本日発表された。北京の三級甲等病院（最高クラスの病院）の「煙霧身體損傷検査」が首位に選ばれた。他にも、空気清浄機(jī)は煙霧除去の「神器」、生姜でハゲ完治などがランクインした。人民網(wǎng)が伝えた。

1. 煙霧による肺の変化、身體検査で調(diào)べられる？

ソース：北京は12月7日午後6時(shí)に、初めて大気汚染の「赤色警報(bào)」を発令した。ちょうどこの時(shí)、北京のある三級甲等病院が、「煙霧身體損傷検査」を発表した。この身體検査では、煙霧による市民の呼吸器系の損傷、それに伴う肺の変化を早期発見できるという。

真相：北京朝陽病院睡眠呼吸科の郭兮恒主任によると、煙霧の健康への影響の原理は、受動(dòng)喫煙と同様だ。タバコに含まれる化學(xué)物質(zhì)と同じく、煙霧に含まれる粒子狀物質(zhì)（PM2.5やPM1など）が直接肺に入り、血液に溶け込むことで、呼吸器系や心?脳血管の疾患が生じる。深刻な場合は遺伝子の突然変異により、がんを引き起こす。しかし受動(dòng)喫煙と同じく、煙霧に含まれる化學(xué)成分による人體への損傷は、短期間內(nèi)に確認(rèn)できるものではなく、長期的な蓄積によって引き起こされる。煙霧に含まれる科學(xué)成分は1萬種類以上あり、血液検査で調(diào)べられるアレルゲンは10數(shù)種類のみと、氷山の一角にすぎない。それならば、煙霧多発地域においては、毎年1度の通常の身體検査の方が、現(xiàn)実的な意義があると言える。