2020年までに乗用車の平均燃費は5.0リットル/100キロメートルに達しなければならないという基準のほか、新エネルギー車の前途に、中國の自動車メーカーは不安を覚えている。中國自動車工業(yè)協(xié)會がこのほど発表した上半期の新エネルギー車に関する統(tǒng)計によると、同期、新エネルギー車の生産臺數(shù)は17萬7000臺で、販売臺數(shù)は17萬臺。前年同期比それぞれ、125%増と126.9%増だった。同協(xié)會の姚傑?副秘書長は「當協(xié)會の今年初めの予測は、新エネルギー車の年間販売臺數(shù)70萬臺だった。しかし、上半期で実現(xiàn)したのはそのわずか24％。しかし、當協(xié)會は今のところ今年の販売臺數(shù)を下方修正する予定はない。下半期、新エネルギー車の月間販売臺數(shù)は倍増するだろう」としている。北京商報が報じた。

中國自動車工業(yè)協(xié)會の「倍増」の予測に、中國國內(nèi)の各自動車メーカーもその実現(xiàn)を目指し、新エネルギー車の生産や販売の計畫、商品企畫などにおいて、新たな目標を設(shè)定している。

新エネルギー車を生産する「北京新能源汽車」は、15年の販売臺數(shù)が2萬臺だったものの、今年の目標は6萬臺に設(shè)定している。今年上半期、同社の販売臺數(shù)は前年同期比142%増の1萬5052臺、市場占有率は25%に達し、100％電気自動車(EV)の分野では、中國で引き続き販売臺數(shù)ナンバー1の座を守っている。

「北京新能源汽車」の五ヶ年計畫（2016‐20年）では、20年までに、年間販売臺數(shù)を50萬臺にする予定だ。また、20年末までに、年間生産臺數(shù)80萬臺、年間売上600億元(約9300億円)、時価1000億元(約1兆5000億円)、年間販売臺數(shù)が10萬臺を超える車種を3機種まで増やす計畫だ。

「上海汽車」も新エネルギー車に力を入れており、下半期のパフォーマンスからは目が離せない。同社の新エネルギー車市場での計畫を見ると、定番の3機種のほか、新車種の栄威eRX5が7月に発売され、人気となっており、下半期にはシェアを一層拡大すると見られている。

統(tǒng)計によると、15年、中國の新エネルギー車の生産臺數(shù)は34萬臺、販売臺數(shù)は33萬臺と、前年同期比それぞれ3.3倍増、3.4倍増だった。姚副秘書長は、「當協(xié)會の今年初め販売臺數(shù)70萬臺という予測は、新エネルギー車の特徴や発展環(huán)境、発展の原動力、市場のニーズ、政府の関連の発展計畫に基づいて出したもの。そのため、その予測を下方修正する必要はなく、下半期、新エネルギー車の月間販売臺數(shù)は倍増を続けるだろう」との見方を示した。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月3日