中國(guó)文化部（?。─辖衲?月、ハミ市に新疆ハミ伝統(tǒng)工蕓工房を設(shè)置した。そこでは、ハミ市伝統(tǒng)の刺繍の研究開(kāi)発、成果の創(chuàng)出、展示、ブランド構(gòu)築、市場(chǎng)でのPR、無(wú)形文化遺産伝承人の育成、訓(xùn)練などさまざまな取り組みが行われている。

工房が立ち上げられてから、秦さんは招待を受けてハミ市を訪問(wèn)した。同市の五堡鎮(zhèn)にある熱娜古麗?素批さんの刺繍合作社を訪問(wèn)した際、孜勒海木?沙吾爾さん（71）の50年以上前の刺繍作品を発見(jiàn)し、秦さんはその美しい柄と精錬された技術(shù)に大きな感銘を受けた。その柄を上海に持ち帰り、改めてデザインして、オートクチュールの服として採(cǎi)用した。このようにして、秦さんと、孜勒海木?沙吾爾さんの娘である第四代伝承人の熱娜古麗?素批さんとの提攜が始まり、ハミ市の刺繍の高級(jí)アパレルへの進(jìn)出に取り組み始めた。

熱娜古麗?素批さんは6歳の時(shí)に、母親から刺繍を?qū)Wぶようになった。そして、20歳を過(guò)ぎてから、彼女の作品を注文する人が現(xiàn)れ、それが大きな勵(lì)みになったという。近年、政府が無(wú)形文化遺産を重視し、その保護(hù)に努めるようになるにつれ、ハミ市の刺繍も注目を集めるようになった。熱娜古麗さんは2013年6月に刺繍合作社を設(shè)立し、それと同時(shí)に弟子を募集し、周辺の女性も一緒に生活レベルを向上させられるように勵(lì)んできた。

今では、熱娜古麗さんのもとには、西安や上海、浙江などの會(huì)社から注文が入り、その刺繍作品の値段も上がっている。熱娜古麗さんは、「今はできるだけたくさんの弟子たちに技術(shù)を伝えたいと思っている。そして、ハミ市の刺繍が世界のもっと多くの場(chǎng)所へと進(jìn)出できるようにしたい」と語(yǔ)った。

2008年6月、ハミ市のウイグル族の刺繍は、第二弾中國(guó)國(guó)家級(jí)無(wú)形文化遺産保護(hù)リストに登録された?，F(xiàn)在、ハミ市には無(wú)形文化遺産の伝承人が36人おり、ウイグル族刺繍企業(yè)や提攜會(huì)社が231社あるほか、熟練した刺繍の技術(shù)を持つ女性が4000人余りいる。

中國(guó)無(wú)形文化遺産保護(hù)業(yè)務(wù)専門委員會(huì)の副主任委員である劉魁立氏は取材に対して、「ハミ市のウイグル族刺繍には、非常に整ったさまざまなシンボルがあり、民族伝統(tǒng)が鮮明に反映されている。刺繍作品は小型で精巧に作られており、どれも唯一無(wú)二の獨(dú)自性がある。伝統(tǒng)の刺繍を海外などに進(jìn)出させ、市場(chǎng)化する過(guò)程で、刺繍職人は自分の技術(shù)にもっと誇りを持つようにしてほしい」と話した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年8月29日