浙江大學(xué)農(nóng)業(yè)?生物技術(shù)學(xué)院園蕓學(xué)科の張明方教授のチームはハイスループットスクリーニング技術(shù)により世界初のザーサイゲノムマップを作成した。これはからし菜などの野菜の改良に対して重要な意義を持つ。「ネイチャージェネティクス」はこのほど、ウェブサイトで同成果を発表した?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

食用からし菜は中國(guó)の重要な加工野菜だ。張氏の研究チームはハイスループットスクリーニングにより、高密度ゲノムマップと結(jié)びつけることで、アブラナ屬の異質(zhì)倍數(shù)體ザーサイ（AABBゲノム）の高品質(zhì)ゲノムマップを初めて作成し、ザーサイの「家系図」への認(rèn)識(shí)を掘り下げ豊かにした。研究によると、からし菜という種は3萬(wàn)9000年から5萬(wàn)5000年前に形成された。単一の地理的起源を持ち、うちAサブゲノムとアブラナ科は親戚関係が近く、その後さらに野菜用と油用のからし菜という主要品種に分かれた。

なぜザーサイからは獨(dú)特な「中國(guó)の味」が含まれるのだろうか？研究チームは2組の同質(zhì)ゲノムを発見(jiàn)した。うち1組はグルコシノレートの代謝と関連しており、進(jìn)化に差が生じる。これはザーサイによって香りが強(qiáng)かったり、そうでなかったりする理由だ。別の1組は油脂の代謝と関連しており、油用からし菜の油生産量と油脂の成分を決める。論文筆頭著者の楊景華準(zhǔn)教授によると、多くの學(xué)者は半世紀(jì)に渡り、小麥、綿花、アブラナなどをモデル作物とし、複雑な遺伝子組み合わせや同質(zhì)ゲノムの発現(xiàn)について広く研究を行ってきたが、倍數(shù)體の種に含まれる同質(zhì)ゲノムの発現(xiàn)と選択のメカニズムを解明していなかった。このメカニズムは中國(guó)らしい食べ物、ザーサイによってついに明らかにされた。異質(zhì)倍數(shù)體からし菜サブゲノム間には非対稱的な進(jìn)化が見(jiàn)られる。サブゲノム間の同質(zhì)ゲノムで発現(xiàn)に大きな差のある遺伝子は、より進(jìn)化のペースが速い。これらの遺伝子は野菜用?油用からし菜の分化の中で選択を受けるという。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年9月12日