■軽視できない親日勢力
「韓國國民の反対の聲は強いが、実は韓國內(nèi)には日本問題においてやはり分裂がある。韓國內(nèi)には親日と反日の両勢力があり、親日勢力は軽視できない。日韓軍事同盟の強化には一定規(guī)模の支持勢力がある」と、中國社會科學院アジア太平洋?グローバル戦略研究院の董向栄研究員は語る。韓國メディアは、日増しに増加する朝鮮の核?ミサイルの脅威が韓日「軍事情報保護協(xié)定」調(diào)印に決定的役割を果たしたと指摘する。日本の岸田文雄外相は23日、宮城県松島町で「朝鮮の核とミサイルはこれまでよりずっと脅威になっている。日韓間の順調(diào)で速やかな情報交換に期待する」と述べた。
日本は地理的に朝鮮に近い韓國からのレーダー偵察情報などを期待している?!溉枕n関係は最近大きく改善した。両國は慰安婦問題で賠償合意をし、日本は韓國との関係改善に大きく譲歩した」と中國政法大學東アジア研究センターの孫承センター長は語る。
また「これは米日韓同盟強化に必要なことでもある。日韓両國との関係を近づけることは、米國、特にオバマ政権が強く望んでいたことだ」と董氏は語る。BBCによると、日韓が10月に「軍事情報保護協(xié)定」交渉再開を発表すると、米國防総省は歓迎を表明し、東アジアにおける両同盟國との協(xié)力強化に資するものだとした。
■日韓関係の行方
韓國聯(lián)合ニュースによると、韓日は「軍事情報保護協(xié)定」を出発點に軍事協(xié)力を多方面で強化し、「物品役務(wù)相互提供協(xié)定」に調(diào)印する可能性もある。だが韓國政府が大統(tǒng)領(lǐng)の腹心のスキャンダルで大騒ぎとなる中、協(xié)定調(diào)印に必要な手続きを急ぐのは困難であり、韓日軍事協(xié)力のプロセスはそれほど順調(diào)にはいかないと考えられる。
プロセスは順調(diào)でなくとも、日韓両國関係の行方は依然注目される。孫氏は「日韓関係は一層発展する可能性が完全にある」とする。日韓は北東アジア地域における米國の主要な同盟國であり「日韓のこうした関係が強化されれば、米日韓同盟の関係も一層強化される」と董氏は語る。
米日韓同盟が強化されれば、北東アジア地域にも影響がある。「第2次大戦終結(jié)後、北東アジアは『冷戦の生きた化石』の狀態(tài)にあった。米日韓同盟の強化は、米日韓と中露朝の二大陣営の対立を激化し、地域の平和と安定にマイナスだ」と董氏は自らの観點を述べる。だが孫氏は「日韓の協(xié)力関係が一體どこまで行くのかを見る必要がある」と指摘する。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年11月28日
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