中國は15日午前10時(shí)頃、酒泉衛(wèi)星発射センターから長征二號(hào)ロケットで「地球観測衛(wèi)星30號(hào)」を宇宙に送り込むことに成功した。政府メディアによると同衛(wèi)星は民生用だが、西側(cè)のメディアと機(jī)関は中國の地球観測衛(wèi)星を軍用偵察衛(wèi)星の対外呼稱とし続けている。今回の打ち上げおよび外部の憶測について、中國の専門家に取材した。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。
ある匿名の中國関係筋によると、2006年の「地球観測1號(hào)」から現(xiàn)在までに中國は「地球観測」衛(wèi)星をすでに30基打ち上げ、巨大な地球観測衛(wèi)星網(wǎng)を構(gòu)築している。衛(wèi)星の軌道上の壽命などを考えると、「地球観測30號(hào)」は壽命に達(dá)した衛(wèi)星の後継機(jī)として打ち上げられた可能性がある。この専門家によると、一般に衛(wèi)星の壽命は2~5年であり、こうした打ち上げは衛(wèi)星網(wǎng)の機(jī)能維持の助けとなる。
中國政府側(cè)は「地球観測」衛(wèi)星は科學(xué)実験と國土資源調(diào)査用だと再三強(qiáng)調(diào)しているが、西側(cè)のメディアと機(jī)関は憶測を続けている。英國の「ジェーンズ?ディフェンス?ウィークリー」は以前、「地球観測コンステレーション」は海洋の偵察?監(jiān)視に用いられるとのアナリストの考えを報(bào)じた。
中國の専門家の考えでは、中國は広大な海洋國土と長い海岸線を持ち、海洋気候は中國東部、南東部への影響が非常に大きく、海洋モニタリングには大規(guī)模な観測が必須であり、その最も有効な手段が衛(wèi)星だ。これについて批判や憶測を加える必要はない。中國は國土面積が広大で、防災(zāi)?減災(zāi)などの民生用観測を?qū)g施する必要もあるため、「地球観測コンステレーション」には海洋方向に用いられるものもあれば、陸地方向に用いられるものもある。
同専門家は「外洋に進(jìn)出する中國の??詹筷?duì)は確かに宇宙からの情報(bào)を必要としているが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で『地球観測』衛(wèi)星が海洋偵察衛(wèi)星であることを示す明確な形跡はなく、外國メディアの憶測は説得力ある証拠を欠く。現(xiàn)在中國側(cè)はすでに『高分2號(hào)民生用対地観測衛(wèi)星』の解像度を公表している。最高で0.8メートルだ。一方、中國航天科技集団公司が2020年前後の完成を予定している商業(yè)地球観測衛(wèi)星網(wǎng)は0.5メートルにも達(dá)する。これから推測して、軍用偵察衛(wèi)星の解像度はさらに高いだろう」と強(qiáng)調(diào)した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月16日
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