日本で活躍する中國人作家?宋青宜さんの著書「中國の選択—希望という田畑において」の発表會(huì)が19日、北京で開催された。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

同書は、中國の「三農(nóng)（農(nóng)村?農(nóng)業(yè)?農(nóng)民）問題」に迫っている。宋さんはフィールドワーク?比較研究を通して、中國の「三農(nóng)」問題を解決するために、日本の「6次産業(yè)」の発展理念を參考にするように提案している。

「6次産業(yè)」とは、日本が大々的に推進(jìn)している新型農(nóng)業(yè)で、第一、二、三次産業(yè)を融合して農(nóng)産品の付加価値を高め、農(nóng)民の所得を向上させるのが狙いだ。同書の中で、宋さんは、日本の「6次産業(yè)」をいかに中國の「三農(nóng)」に適用させるかについて詳しく述べている。そして、「第二、三次産業(yè)と、第一産業(yè)を組み合わせると、農(nóng)業(yè)は単獨(dú)ではなく、総合産業(yè)になり、そのエネルギーや生産能力、価値も劇的に向上する」としている。

新書発表會(huì)で、宋さんは、中國の農(nóng)村を考察した経験について語り、「農(nóng)業(yè)が振興しなければ國は安定せず、農(nóng)業(yè)の現(xiàn)代化が実現(xiàn)しなければ、中國の現(xiàn)代化を達(dá)成することはできず、『中國の夢』も実現(xiàn)できない」とした。

宋さんは中國杭州出身で、1989年に日本に留學(xué)し、長期に渡って中日両國の民間経済文化交流に攜わっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月21日