匿名で悩みを手紙に綴り、封をして専用のポストに入れると、心を癒す返事が返って來る……。17日、湖北省の武漢華夏理工學院にリアル「ナミヤ雑貨店」が登場した。長江日報が報じた。
「大學4年の私は今後どうしたらいいのか」、「実家はとても遠く、ホームシックはどうやって解決すればいいのか」、「大學で人間関係について學ぶのは大切?」……。同大學の商學院総合棟814オフィスに設置された「ナミヤ雑貨店」では、新入生指導員や先輩がそのような悩みが書かれた手紙に、一通一通返事の手紙を書いている。新入生がきまりの悪い思いをしないようにと、手紙にはペンネームが使われており、返事もそのペンネーム宛てに書かれ、本人がポストを通して受け取ることができる。
指導員の張帆さんによると、入學したばかりの1年生に、大學の環(huán)境に早く溶け込んでもらうために、同校は「ナミヤ雑貨店」を企畫した。この企畫は中國でも人気の東野圭吾の長編小説「ナミヤ雑貨店」の心溫まるストーリーを參考にしており、新入生は自分の悩みを匿名で綴り、同校の7號寮4階にあるポストに入れると、教師や先輩が一通一通返事を書いてくれる。そのようにして、新入生にアットホームな雰囲気を感じてもらうのが狙いだ。
商學院のカウンセラーの郭定芳さんは、「文字で感情を表すことができるものの、今は電子情報化の時代で、手紙を書くというのはとても貴重な時間となっている。手紙を受け取るというのはとてもうれしいこと。時間と精力を費やして、落ち著いて何かを考え、手紙を書くというのは貴重なものであり、人の心を動かす。このような企畫は新入生が新しい大學生活において感じる戸惑いやさみしさを解消し、キャンパスを明るい雰囲気にする助けになる」と説明した。
このポストが設置されてから3日間で、37通の手紙が寄せられ、返事の手紙が54通書かれた?!弗圣撺潆j貨店」の企畫は引き続き実施される予定で、寄せられる手紙も返事の手紙も増え続けるだろう。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月20日
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