ネコはもともと「輸入品」
記載によると、ネコは6世紀(jì)に日本の遣唐使が中國(guó)から持ち帰り、當(dāng)時(shí)は僧侶がネズミから経典を守るために使っていたという。そして、奈良時(shí)代(710-794年)、平安時(shí)代(794-1185年)になり、貴族が貴重な愛(ài)玩動(dòng)物としてネコを飼うようになった。一條天皇(986-1011年)はネコが大好きで、ネコの誕生日を祝う儀式まで行っていたとされている。江戸時(shí)代(1603-1868年)になると、政府は庶民がネズミを駆除するためにネコを飼うことを認(rèn)め、ネコを飼う習(xí)慣が民間へと広がり、近代になると、それがブームにさえなるようになった。日本には昔から、ネコの妖怪に関する伝説がたくさんあり、近代になって幸運(yùn)や富のシンボルとしてのイメージが少しずつ形成された。
京都文化博物館は今年4-6月、江戸時(shí)代後期の「貓ブーム」を紹介する展覧會(huì)「いつだって貓展」を開(kāi)催し、江戸時(shí)代の浮世絵師の歌川広重や歌川國(guó)芳などのネコ関連の作品を展示した。歌川國(guó)芳は愛(ài)貓家としても知られ、ネコをたくさん飼っていただけでなく、人を「擬ネコ化」して表現(xiàn)している。これも、ネコが「パートナー」として日本人の生活や心に少しずつ浸透していったことが反映している。
日本の現(xiàn)在の「ネコブーム」に関して、日本では、「集団主義や服従の精神を崇拝する『イヌ型社會(huì)』から、自由奔放で個(gè)性を主張する『ネコ型社會(huì)』に入ったから」と分析する聲もある。
冷戦が終了すると、経済が衰退するようになり、生活のストレスが増大して國(guó)民は精神的プレッシャーにさらされるようになり、日本人は自分の生活や実益に注目し、癒しや靜けさを求めるようになった。そのため、以前はイヌが人気だったものの、今はネコを飼うことを好むようになっている。
日本の社會(huì)學(xué)者や経済學(xué)者は、「社會(huì)的な心の保守化のほか、日に日に深刻化する高齢化、一人暮らしの増加を背景に、イヌの散歩ができない日本人がますます多くなっている。また、アパートに住む人が増えており、スペースや騒音の問(wèn)題から、大型犬を飼うことはできず、さらに、ネコはイヌをほどお金がかからないため、日本人がよりネコを愛(ài)するようになっている」と分析している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年11月1日
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