顔認(rèn)証で駅に入り、スケジュール管理をして、車內(nèi)でもWi-Fiがカバーされるといったように、2022年の北京冬季五輪で使用されることになる北京と張家口を結(jié)ぶ京張高速鉄道は、北京、延慶、張家口という冬季五輪の三大會(huì)場(chǎng)を繋ぐ役割を果たすだけでなく、各種スマートサービスを集結(jié)させた「五輪専用特別列車」に今後も変化を遂げていく予定だ。専門家によると、輸送のための交通ツールや會(huì)場(chǎng)の建設(shè)、試合を行う上での保障や科學(xué)的トレーニングなどにおいても、科學(xué)技術(shù)の革新が重要なサポートとけん引の役割を果たしているという。

▽「五輪専用特別列車」ならいつでもインターネット接続OK

北京冬季五輪という特別なニーズに対し、京張高速鉄道は様々なオーダーメイドサービスを備えている。例えば、車內(nèi)には特別にドーピング検査エリア、氷上競(jìng)技器材保管エリア、身體障害者向けの座席エリアなどが設(shè)置されている。さらにマスコミ向けの専用コンパートメントでは、試合をリアルタイムで観戦できるだけでなく、記者たちは車內(nèi)をカバーしているWi-Fiで試合に関する記事を隨時(shí)配信することも可能となっている。

また、中國が自主開発した無人自動(dòng)運(yùn)転バスも2022年の冬季五輪に登場(chǎng)する見込みだ。スマートフォンのアプリを通してコマンドを送るだけで、スマートバスが乗客のニーズを感知し、バス停に近づくと停車して乗客の乗車を待つ。さらに従來の車両とは異なり、全く新しいデザインのこのスマートバスはハンドルだけでなく、ブレーキもアクセルもない。

▽臨場(chǎng)感味わえるVR技術(shù)

観戦する人々に様々な體験を提供するため、北京冬季五輪では會(huì)場(chǎng)にいなくても臨場(chǎng)感を楽しめる「スマート観戦」モデルをスタートさせる計(jì)畫だという。業(yè)界専門家は、中國のスポーツ産業(yè)の発展や科學(xué)技術(shù)革新の進(jìn)歩に伴い、人工知能や仮想現(xiàn)実（VR）、5G通信、360度放映、ドローンといった先進(jìn)技術(shù)が今回のオリンピックで大いに活躍するだろうとの見方を示している。

専門家によると、日常的なトレーニングや試合本番に関わらず、運(yùn)動(dòng)設(shè)備が日に日にハイテク化への歩みを進(jìn)めていることは明らかであり、先進(jìn)的な運(yùn)動(dòng)設(shè)備がトレーニングの合理性と選手の本番での成績を向上させるために役立つとの見方を示している。なかでもセンサー內(nèi)蔵の高機(jī)能スポーツウェアが研究開発の焦點(diǎn)となっている。開発者は、「センサーが筋肉內(nèi)部の活動(dòng)を感知?フォローし、アプリを通じて筋肉の各部位の運(yùn)動(dòng)狀態(tài)を示すことで、選手はターゲットを絞ったトレーニングを進(jìn)めることができるようになる」と話した。

▽會(huì)場(chǎng)で安心な飲料水を

今や科學(xué)技術(shù)というサポートがなければ、現(xiàn)代のオリンピックは成り立たなくなっている。安全、信頼、低コストは科學(xué)技術(shù)が支えるオリンピックにとって必要不可欠。気象科學(xué)や計(jì)測(cè)システム、新材料、水資源の再利用はいずれも重要な科學(xué)技術(shù)の課題として取り組んでいかなければならない。

會(huì)場(chǎng)の飲料水の安全を確保するために、河北省張家口市は北京理工大學(xué)が研究開発した飲料水処理技術(shù)を?qū)毪?、生活用水の浄化作業(yè)を進(jìn)め、その水質(zhì)を飲料水の國際基準(zhǔn)にまで到達(dá)させるとしている。そうすることで、オリンピックの際は會(huì)場(chǎng)の至る所で安全な飲料水を飲むことができるようにする計(jì)畫だ。

北京冬季五輪の準(zhǔn)備が進(jìn)むにつれて、科學(xué)技術(shù)の革新成果が人々の生活へと浸透していくとみられ、冬季五輪を機(jī)に採用される先進(jìn)的な浄水技術(shù)は國民に恩恵をもたらすことになる?，F(xiàn)在、張家口市懐來県では他県に先立ち直接飲料水として使用できる水道水が各世帯まで屆くようになっており、その1日あたりの給水量は3萬トン、約20萬人の人々がこの水の恵みを受けていることになる。（編集HQ）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月14日