習(xí)近平國家主席は16日、米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と電話會(huì)談した。習(xí)主席は朝鮮半島情勢(shì)について見解を示し、雙方は朝鮮半島問題について意思を疎通した。2017年1月のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)就任以來、両國首脳は3回會(huì)談し、電話會(huì)談を重ねており、常に朝鮮半島問題を重要議題としてきた。（文：華益聲?國際問題専門家。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

最近の朝鮮半島情勢(shì)をどう見るべきか。

第1に、朝韓関係は緩和基調(diào)を呈している。1月1日以降、朝韓は接觸を重ね、9日には板門店でハイレベル會(huì)談を行った。雙方は共同報(bào)道文を発表し、いくつかの議題について共通認(rèn)識(shí)を示した。その後、朝韓の意思疎通は作業(yè)レベルに入り、すでに朝鮮側(cè)蕓術(shù)団の訪韓について話し合っており、朝鮮の五輪參加についても検討する?，F(xiàn)時(shí)點(diǎn)で交流は順調(diào)であり、朝韓共に協(xié)力に意欲を示している。これは両國共に「冬季五輪外交」を契機(jī)に接觸と対話を行い、関係緩和を推し進(jìn)め、朝鮮半島情勢(shì)の緊張を沈靜化させたい考えであることを示している。

第2に、米國は対朝圧力の強(qiáng)化を望んでいる。米國は朝韓の接觸を阻止せず、反対に情勢(shì)と圧力に迫られて會(huì)談に支持を表明しているが、朝韓會(huì)談は「五輪の範(fàn)疇を超える」べきだと再三主張している。これは非核化問題で朝鮮に圧力を加えるよう韓國に要求するものだ。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は朝韓の公式會(huì)談再開について、米國が極限まで朝鮮に圧力を加えた結(jié)果だと言い立て、自らの功績にしてさえいる。米國はカナダと連攜して「朝鮮半島の安全と安定」會(huì)議を招集したが、參加國の多くは60數(shù)年前の朝鮮戦爭(zhēng)の「國連軍」メンバーであり、その意図は誰もが知っている。米側(cè)世論は中國側(cè)の「相互停止」案をほしいままに批判してすらいる。

第3に、朝鮮は強(qiáng)硬姿勢(shì)を示している。労働新聞は先日、韓國側(cè)が南北関係改善と朝鮮核問題の解決を同時(shí)に進(jìn)めることに反対し、核放棄を拒絶した。また、米戦略兵器の周辺水域への展開を故意に緊張を激化するものだと非難し、米韓軍事関係を挙げて自らの安全保障上の懸念を強(qiáng)調(diào)した。

複雑で入り組んだ情報(bào)と各國の利益上の考えを前に、習(xí)主席は朝鮮半島情勢(shì)に対する中國の見解と立場(chǎng)を明確に指摘した。中國は団結(jié)の重要性を重ねて表明した。朝鮮半島の非核化実現(xiàn)であれ、平和?安定維持であれ、いずれも國際社會(huì)の共同努力を必要とする。國連のグテーレス氏も新年の挨拶で団結(jié)を呼びかけた。団結(jié)こそが世界をより安全にする。

中國は努力の方向を指し示した。習(xí)主席は意思疎通を緊密化し、信頼し合い、尊重し合い、協(xié)力を強(qiáng)化することを提案した。中國は朝鮮半島情勢(shì)の積極的な変化を大切にしている。中國側(cè)は一貫して平和と対話の促進(jìn)に盡力しており、各國が共に努力して、ようやく得られた緩和基調(diào)を維持していくことを望んでいる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月17日