中國アフリカ関係にとって今年は従來の事業(yè)を継承し、將來に道を開く重要な年だ。習(xí)近平國家主席は1日、南アフリカのズマ大統(tǒng)領(lǐng)と祝電を交わし、両國の國交樹立20周年を熱烈に祝った。両首脳は祝電で3つの重要なメッセージを発した。（文：李新烽?アフリカ問題専門家、中國社會科學(xué)院西アジア研究所副所長。人民日報(bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

第1に、國交樹立以來の両國関係の全面的で深い発展、両國の包括的協(xié)力のたゆまぬ強(qiáng)化と深化は両國及び両國民の根本的利益に合致する。第2に、ズマ大統(tǒng)領(lǐng)の提案とアフリカ諸國の一致した意向に基づき、中國側(cè)は今年中國で開催する中國アフリカ協(xié)力フォーラム閣僚級會議をフォーラムサミットに格上げすることに同意した。第3に、中國アフリカ協(xié)力フォーラムの共同議長國として、両國は中國アフリカパートナーシップの推進(jìn)に盡力し、2015年のヨハネスブルグサミットの成果の実行を後押しする。両首脳の祝電は、中國とアフリカの協(xié)力?ウィンウィンの新春の到來を告げている。

中國の王毅外交部長（外相）は今月12～16日、ルワンダ、アンゴラ、ガボン、サントメ?プリンシペを歴訪する。中國の歴代外交部長は新年初の訪問地にアフリカを選ぶという良き伝統(tǒng)を28年間にわたり続けてきた。この訪問は中國側(cè)がアフリカとの友好関係の発展、団結(jié)?協(xié)力の強(qiáng)化を一貫して非常に重視していることを物語るのみならず、貧富?大小に関わらず、あるいは內(nèi)陸國であれ沿海國であれ、さらには島國であれ、中國がアフリカ各國を全て平等に扱っていることを物語っている。

「中國発展の新時(shí)代と中國アフリカ協(xié)力の新たなチャンス國際シンポジウム」（主催：中國社會科學(xué)院）が今月18日に北京で開かれる。中國の特色ある社會主義の新時(shí)代は中國アフリカ関係に新たな活力を與え、中國とアフリカの協(xié)力?ウィンウィンに新たなチャンスをもたらした。いかにして新たな活力を活用し、新たなチャンスをしっかりと捉えるか。中國とアフリカのシンクタンクの積極的な參加と學(xué)界の頭脳面の支持が求められている。今回のシンポジウムはこの大きな背景の下で開かれるものであり、時(shí)宜を得たものと言える。

近年のアフリカ側(cè)との交流の中で、私は彼らが中國のインフラ建設(shè)先行、貧困者支援?貧困削減?貧困脫卻の経験、及び工業(yè)化?都市化路線を褒めたたえ、こうした成功経験がアフリカにとって特殊で重要な參考意義を持つと考えていることを知った。インフラ整備だけを例にとっても、かつて植民地支配を受けたアフリカ大陸は國境を跨ぐインフラネットワークが不足している。これはアフリカ諸國間の物流?運(yùn)輸コストを極めて高いものにしている?，F(xiàn)在20トンのコンテナ1つを日本海からケニア?モンバサ港まで輸送するには1200ドルかかる。だが、これをモンバサ港からウガンダの首都カンパラへ輸送するには2500ドルかかり、ルワンダの首都キガリまで輸送するには4500ドルもかかる。中國が建設(shè)を援助したモンバサ―ナイロビ鉄道はすでに開通。將來はウガンダやルワンダまで延び、國境を跨ぐ物流?輸送コストを大幅に引き下げ、東アフリカ準(zhǔn)地域の相互接続と一體化を後押しする。

今年8月、BRICS首脳がヨハネスブルグで會談する。南アフリカはアフリカ経済発展におけるけん引役であり、アフリカ諸國を代表してBRICSに參加することで、アフリカ大陸の経済発展を促進(jìn)させることを目指している。今回BRICS首脳が南アフリカに集まることで、BRICSとアフリカの経済協(xié)力が強(qiáng)化され、アフリカ大陸の前進(jìn)の歩みが加速することは言うまでもない。

今年、中國アフリカ協(xié)力フォーラムサミットが中國で開かれる。中國とアフリカの団結(jié)?協(xié)力を強(qiáng)化する盛大な歴史的會合であり、中國アフリカ協(xié)力フォーラム?ヨハネスブルグサミットの成果の実行狀況を確認(rèn)する。また、同サミットの打ち出す新たな措置は間違いなく「一帯一路」イニシアティブとアフリカ「アジェンダ2063」の効果的な連攜を力強(qiáng)く後押しし、中國アフリカ包括的?戦略的パートナーシップの深い発展を引き続き後押しする。

長期間の努力を経て、中國の特色ある社會主義は新時(shí)代に入った。新時(shí)代には新たな気概が必要であり、それ以上に新たな行動が必要だ。中國とアフリカの協(xié)力?ウィンウィンはすでに新春を迎えた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月15日