世界的大手飲料メーカーのコカ?コーラはこのほど2017年の決算を発表した。純収入は354億1千萬ドル(1ドルは約105.8円)で前年比15%減少し、純利益は12億4800萬ドルで同81%減少した。中國新聞社の公式微博(ウェイボー)「國是直通車」が伝えた。
コカ?コーラのこのような「思わしくない成績」は今回が初めてではなく、すでに5年連続で業(yè)績が低下している。
報道によると、コカ?コーラの12年の営業(yè)収入は480億ドルだった。それからの5年間、売上高は年々減少し、今では130億ドル近くまで落ち込んだ。
コカ?コーラは業(yè)績の大幅低下の原因として、16年に北米と世界各地で瓶詰飲料事業(yè)をライセンス契約の相手方企業(yè)に譲渡し、これが業(yè)績に大きく影響したと説明する。業(yè)界関係者の分析では、「コカ?コーラ社で炭酸飲料事業(yè)が占める割合は80%を超える。消費者の飲食習(xí)慣の変化や健康ニーズの高まりにともない、炭酸飲料の人気が徐々に下がり、コカ?コーラの業(yè)績を低迷させた」という。
注目されるのは、コカ?コーラの昔からのライバルのペプシコーラも同じように業(yè)績不振にあえいでいることだ。第3次消費バージョンアップがもたらした健康重視の概念が炭酸飲料産業(yè)を冷え込ませ、17年末現(xiàn)在、米國の炭酸飲料販売量は12年連続の低下となった。
中國の食品産業(yè)の研究員?朱丹蓬さんは、「炭酸飲料の業(yè)績の大幅低下は、中國はもとより世界の健康消費の一大ムーブメントの全面的な訪れを予感させる。『コーラの時代』は終わった」との見方を示した。
▽健康市場に打って出て、改良バージョンアップを目指すコカ?コーラ
年々低下する業(yè)績、縮小を続ける炭酸飲料市場を前にして、コカ?コーラは市場戦略配置の「大転換」を試みている。
コカ?コーラは17年にリストラを開始し、18年までに1200人を削減する予定だ?!弗辚攻去椁窍鳒pできた経費は、少なくとも半分を炭酸飲料以外の事業(yè)への投資や合併買収(M&A)にあて、投資先企業(yè)の選択では、健康とエコに焦點を絞る」という。
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