中國有人宇宙事業(yè)チーフデザイナーの周建平氏は24日、2022年に完成予定の中國宇宙ステーション「天宮」は、情報とエネルギー、動力技術、ランニングコストの面で、國際宇宙ステーション(ISS)を上回る可能性があると表明した。科技日報が伝えた。
周氏はまた、「全體的に見て、天宮は規(guī)模のほか、機能や応用の効果、建造技術、物資補給などの重要指標でミールを上回り、ISSの水準に達するか近づくことになる」と説明した。
周氏は同日開かれた、3年目となる「中國宇宙の日」メイン活動で、天宮について詳細に説明した。周氏によると、その基本構造は1つの核心モジュール、2つの実験モジュールで構築される。3つのモジュールの複合體の重量は66トンで、定員は通常3人。乗組員交代の時には短期的に6人を収容できる。
天宮には3つの接合部があり、有人宇宙船、補給船、その他の宇宙船による接合と停泊を受け入れる。船內には26のペイロード積載空間、67の中小型船外ペイロード接合部、3つの船外大型ペイロード吊り下げ箇所、1つの拡張試験プラットフォーム吊り下げ箇所がある。給電、情報、熱制御、ロボットアームなどの応用ペイロードによる力強い支援力を持つ。実験プロジェクト及び試験設備は需要に応じて交換もしくはアップグレードできる。モジュール化補給船はペイロード実験に、高い輸送能力と理想的な輸送環(huán)境を提供する。
大型宇宙望遠鏡を搭載する光學モジュールも、宇宙ステーションと同じ軌道上を飛行する。ハッブル宇宙望遠鏡に匹敵する分解能と、視野200倍以上の天文巡行観測能力を持つ。光學モジュールは短期的に宇宙ステーションに停泊し、メンテナンスや推進剤の軌道上補給を行うことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月25日
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