イタリア北部ジェノバの高速道路の高架橋?モランディ橋がこのほど崩落し、自動(dòng)車(chē)數(shù)十臺(tái)が巻き込まれ、43人が死亡した。この橋は1960年代に建設(shè)されたもので、老朽化しているのに十分な修繕が行われず、今回の慘禍が起きたという?，F(xiàn)地メディアの報(bào)道によれば、過(guò)去5年間に類(lèi)似の事故が10回発生している。日本の狀況はイタリアと似ており、この事故は老朽化した日本のインフラに対する警鐘だといえる。

イタリアと同じく先進(jìn)國(guó)の日本では、1960～70年代の高度成長(zhǎng)期に橋やトンネルなどたくさんのインフラが建設(shè)された。65年に當(dāng)時(shí)の大蔵省が打ち出した規(guī)定（減価償卻資産の耐用年數(shù)等に関する省令）によると、鉄筋コンクリート造の橋の耐用年數(shù)は50年。つまり高度成長(zhǎng)期に建設(shè)されたインフラがそろそろ使用期限を迎えているということだ。このタイミングでイタリアの橋崩落事故が起きたため、日本の各界から橋、トンネルなどのインフラの安全性を懸念する聲が上がっている。日本とイタリアの共通點(diǎn)は橋がともに50年の使用期限を迎えようとしていることだけではない。2008年の金融危機(jī)を受けて財(cái)政が困難に陥り、教育や社會(huì)保障などの財(cái)政予算を維持しなければならない狀況の中、公共予算が削減され、インフラのメンテナンス?修繕への投資が減少したことも共通する。京都大學(xué)大學(xué)院の藤井聡教授（第2次安倍內(nèi)閣?內(nèi)閣官房參與＜防災(zāi)?減災(zāi)擔(dān)當(dāng)＞）は、「政府は財(cái)政困難でも、行政、教育、醫(yī)療などの社會(huì)保障の予算を削るわけにはいかない。そこで緊急性が相対的に低い公共事業(yè)の予算が削られることになる。日本では10年前後に何年も続けて公共予算が半分以上削減された。12年12月には中央自動(dòng)車(chē)道の笹子トンネルで天井板のコンクリート板が落下し、その後の調(diào)査で長(zhǎng)年にわたり修繕が行われていなかったことが重要な原因であるこあとがわかった」と指摘する。

國(guó)土交通省がまとめた統(tǒng)計(jì)によると、日本には全國(guó)で73萬(wàn)本の橋があり、17年には50年の使用期限を迎えているものが23％に上り、25年には48％に増加する。日本の建築技術(shù)はこれまで世界トップクラスで、たとえばトルコの第2ボスポラス大橋は日本企業(yè)が建築を請(qǐng)け負(fù)ったものだ。だが材料や技術(shù)の點(diǎn)で、鉄筋コンクリートには一定の壽命がある。また管理メカニズムをみると、日本の橋や道路の約80％は市町村などの地方自治體が管理しており、その多くには安全管理の専門(mén)家がいない。