1千年にわたり、日本人は漢字を使用するだけでなく、変更を加えて自分たちが使いやすいようにしてきた。國字100字を生み出したほか、現(xiàn)代中國語には日本語からきた語彙が少なくない。特に19世紀の明治時代になって西側(cè)の著作が日本に次々に入るようになると、日本語にはなかった概念を翻訳するため、日本人は漢字の構(gòu)造や原理を踏まえて大量の新しい語彙を生み出し、これは「和製漢語」と呼ばれた。電話、名詞、哲學、細胞、社會主義などがそうで、中國人留學生などが祖國に持ち帰り、こうした逆輸入された語彙は、中國語でも幅広く使用されるようになった。
現(xiàn)代日本語では漢字仮名交じりスタイルが確立されているが、日本語の語彙に占める中國語由來の漢語の割合は50%に迫り、他の外來語を凌駕し、日本語固有の語彙?和語の割合も上回る。漢字は正式な言語として鄭重で重厚なイメージが確立しており、日本では公的文書など正式な場面では原則として漢字表記を用いる。普通の人にとって、漢字には他では代えられない重要性があり、日本の大學492校と高校399校が入學試験に漢字の問題を設(shè)定する。11年に文科省が行った漢字に関する意識調(diào)査では、「日本の漢字についてどのような見方をしているか」との質(zhì)問に対し、「漢字は日本語を書く上で欠かせない重要な文字」と答えた人が72.4%に上り、「漢字は一目で意味がわかり、文章の理解を助ける」が60.1%、「ワープロはあるが、コツコツと漢字を勉強したい」とした人も52.5%いた。同じように漢字を使用する習慣があることが、中日両國の民間交流にもプラスにはたらいている。
ここ數(shù)年、日本人の漢字に対する情熱が漢字産業(yè)の隆盛をもたらしてきた。毎年暮れになると同協(xié)會が今年の漢字を発表し、日本漢字能力検定を受ける人は年々増加し、07年には270萬人を突破して00年のほぼ倍になり、同じ年の英語の検定の受検者數(shù)を上回った。漢字関連の書籍もよく売れており、09年出版の「読めそうで読めない間違いやすい漢字」は同年のベストセラーになった?!弗ぅ?!ヘキサゴン」のような漢字クイズを取り上げるテレビ番組も、高視聴率を取って娯楽番組のベスト3に入った。漢字による経済効果は日本の漢字のフォントデザイン産業(yè)にも現(xiàn)れており、12年には中國にあるフォントが421種類だったのに対し、日本の漢字バンクには2973種類のフォントが納められていた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年12月14日
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