ここ數(shù)年の経済とモバイルネットワークの急成長(zhǎng)に伴い、數(shù)多くの新興職業(yè)が生まれてきた。なかでもライブ配信パーソナリティは、すでに若者が最も憧れる職業(yè)の一つとなっている。8日、あるモバイルSNSプラットフォームが「2018年ライブ配信パーソナリティ職業(yè)報(bào)告」を発表した。これによると、パーソナリティの男女比では女性が78％、年代別では「90後（1990年代生まれ）」が68％をそれぞれ占めた。「月収1萬(wàn)元（約16萬(wàn)円）」以上が21％、「自分磨きのために毎月1千元（約1萬(wàn)6萬(wàn)円）以上使う」とした人は半數(shù)に上った。パーソナリティとして最も稼ぎやすい土地トップ3は、北京?上海?浙江だった。また、パーソナリティの8割は獨(dú)身で、7割は、「生計(jì)が立てられない」としている。パーソナリティという職業(yè)に対する認(rèn)可度が低かったのは、上海と山東だった。報(bào)告では、「ライブ配信を見(jiàn)るネットユーザー數(shù)は安定して増加しているが、それと同時(shí)にパーソナリティの數(shù)も年々増えている」と強(qiáng)調(diào)している。しかし過(guò)去1年間において、この指摘とは全く対照的な見(jiàn)方や意見(jiàn)も出ていることが分かっている。「ショート動(dòng)畫(huà)といった新たな娯楽形態(tài)が臺(tái)頭してきたことで、ネットライブ配信の視聴者の間で分流現(xiàn)象が生じている」という見(jiàn)解を最近よく目にするようになってきているのだ。また、2018年、多くのネットライブ配信プラットフォームが閉鎖したり、モデルチェンジしたことを考えると、このような指摘は、根拠のない無(wú)責(zé)任な論だと切り捨てることは決してできない。ある意味では、終わったばかりの2018年はパーソナリティたちにとっては決して楽ではなかった1年といえるだろう。

あらゆる新興職業(yè)と同様、「パーソナリテ?！工藢潳工胧勒摛?、この數(shù)年間で、「受け入れがたい」から「受け入れられる」へと変わってきた。最初の頃は、「まともな職業(yè)とは認(rèn)められない」と異口同音に斷じられていた。だが、最新の統(tǒng)計(jì)データによると、回答者の73.4％は、「パーソナリティはれっきとした職業(yè)である」としており、この結(jié)果は、明らかな「進(jìn)歩」あるいは「妥協(xié)」と言える。だが、「パーソナリテ?！工藢潳工氲缽缘脑u(píng)価や評(píng)判は相変わらず変わっておらず、「悪ガキ」や「クズ男」による竊盜事件や借金をして女性パーソナリティに貢ぐ行為など、マイナスイメージのニュースばかりが世間を騒がせており、ライブ配信パーソナリティに対する社會(huì)的イメージは、決して好ましいものとは言えない點(diǎn)は注目に値する。

報(bào)告によると、ライブ配信パーソナリティは、女性が多く78.8％を占める。この職業(yè)に対する認(rèn)可度が低かったのは、上海と山東だった。この事実は容易に理解できる。なぜなら一部地域では、女性の役割に対して、一貫してはっきりと定まった定義があるからだ。もしこうした「期待」の枠から外れてしまうと、たちまち「道理に背く反逆者」と見(jiàn)なされる。そして、「パーソナリテ?！工趣いβ殬I(yè)は、まさにこのような部類(lèi)に屬するといえる。ライブ配信キャスターが、社會(huì)のあらゆる職業(yè)、特に女性の職業(yè)として認(rèn)められる範(fàn)囲を拡大したことは、疑いようのない事実だ。しかしこの新興職業(yè)が、資本とパケット通信料によって成熟してきた點(diǎn)は、その他の主な女性の職業(yè)とは最も違う點(diǎn)だといえる。

ライブ配信パーソナリティは、社會(huì)評(píng)価の低さと市場(chǎng)評(píng)価の高さが深刻に分裂し、社會(huì)的な効果利益と経済的な効果利益が大きく離反した數(shù)少ない職業(yè)と言えるかもしれない。統(tǒng)計(jì)データによると、月収が「1萬(wàn)元以上」のパーソナリティは21％を占めた。このデータの別の一面として、ネットユーザーがパーソナリティに対し、一體どれほど消費(fèi)したのだろうかという點(diǎn)も突き止める必要があるといえる。そしてこうしたユーザーのうち未成年はどれくらいを占めているのだろうか？ビジネスの一つとして、ライブ配信パーソナリティは、ビジネスのロジック上當(dāng)然の流れとして生まれた。しかし一種の「ショー文化」として、ネットライブ番組は、人々の悪趣味な部分を刺激?誘発し、衝動(dòng)的な消費(fèi)を促す性質(zhì)を備えており、生まれながらに道徳面で「?jìng)工嬖冥筏皮い搿?/p>

「2018年ライブ配信パーソナリティ職業(yè)報(bào)告」は、全てを網(wǎng)羅しているように見(jiàn)えるが、道徳的倫理と価値観という面における反省點(diǎn)について実は欠落している。そしてこの點(diǎn)こそが、この職業(yè)における最大のリスクとなり得るのかもしれない。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年1月14日