1月7日午後6時(shí)、天貓商城（Tmall）に出店してから一日が経った日本の「國(guó)民的ブランド」とされるアパレル企業(yè)メーカーズシャツ鎌倉(cāng)（鎌倉(cāng)シャツ）は、2443人のフォロワーを抱えるようになったが、実際に商品を購(gòu)入した人はわずか6人しかいなかった。鎌倉(cāng)シャツの天貓ショップは6日に正式に開(kāi)設(shè)され、看板商品である200番手生地と300番手生地のシャツを含む600種類(lèi)の商品を売り出した。中心価格帯は499元（1元は約16.0円）と899元?！副本┥虉?bào)」が伝えた。

業(yè)界関係者は、「このたびの天貓ショップ開(kāi)設(shè)により鎌倉(cāng)シャツがオンライン販売を通じて中國(guó)市場(chǎng)に力を入れようとしていることがわかるが、天貓では価格要因が価値要因を上回り、中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出したばかりの鎌倉(cāng)シャツブランドには特別な付加価値もないことから、今後は全チャンネルを通じた発展構(gòu)想を採(cǎi)用することが必要になる。これと同時(shí)に、今後はライバルからのプレッシャーにも耐えていかなければならない」との見(jiàn)方を示した。

鎌倉(cāng)シャツは1993年の創(chuàng)業(yè)で、かつて都が置かれた鎌倉(cāng)の地から名前を取った。創(chuàng)業(yè)當(dāng)時(shí)の理念は「だれでも買(mǎi)えるよいシャツ」を作ることで、20數(shù)年が過(guò)ぎると、この理念で日本の男性のクローゼットを「占領(lǐng)」するほどの成功を収めた。ユニクロの親會(huì)社ファーストリテイリングの柳井正最高経営責(zé)任者（CEO）も鎌倉(cāng)シャツを高く評(píng)価する。ただこれまでの店舗展開(kāi)は日本と米國(guó)に限られていた。

鎌倉(cāng)シャツは天貓に出店するため、2018年12月7日、中國(guó)?上海にオフライン體験型実店舗をオープンした。鎌倉(cāng)シャツの公式サイトによると、この店は期間限定のポップアップストアで、中國(guó)の人々に鎌倉(cāng)シャツのブランドを知ってもらい、各シリーズの商品に觸れてもらうのが狙いだ。店員のサポートで自分にぴったりのサイズを見(jiàn)つけることができる上、ビジネスのコーディネートの基本も教えてもらえる。商品の購(gòu)入はできず、注文すると日本から直送され、5～7日で手元に屆くという。

実は鎌倉(cāng)シャツは早くから中國(guó)市場(chǎng)進(jìn)出を計(jì)畫(huà)してきた。半年前にも中國(guó)市場(chǎng)進(jìn)出の意向が伝えられ、上海に店舗第1號(hào)をオープンする予定とされた。だが上海の高級(jí)ショッピングセンターの賃料を聞いて、実店舗の開(kāi)設(shè)はあきらめたという。こうした動(dòng)きを受けて、ネットユーザーから「実店舗より天貓に直接出店した方がいい」という聲が上がり、鎌倉(cāng)シャツはまず天貓ショップをオープンすることにした。

鎌倉(cāng)シャツの創(chuàng)業(yè)者の貞末良雄取締役會(huì)長(zhǎng)は天貓に出店した理由について、「長(zhǎng)らく、日本で獨(dú)自にウェブサイトを運(yùn)営してきて、ECプラットフォームに関わるということがなかった。でも昨年8月、阿里巴巴（アリババ）集団の天貓の関係者が弊社を訪れ、戦略的協(xié)力関係を結(jié)ぼうと提案してくれた。弊社と一緒に中國(guó)のアパレル市場(chǎng)をよりよくしたい、雙方で力を合わせてビジネスの道を探っていきたいということだった」と振り返る。

繊維?アパレル管理に詳しい上海良棲品牌管理有限公司の程偉雄社長(zhǎng)は、「天貓を選択することの優(yōu)位性は投資コストの低さ、フローの取り込みの容易さにあるが、鎌倉(cāng)シャツブランドにとって天貓は価値を高めることにはならず、かえって価値を下げることになる。というのも、鎌倉(cāng)シャツはカジュアルぜいたく品ブランドと並ぶブランドとしてまず天貓に登場(chǎng)したが、これは高級(jí)志向の消費(fèi)者に対する優(yōu)れたブランド伝達(dá)の手法とはいえない。天貓は価格要因が価値要因を上回るからだ」と説明した。