成人の日を迎えた14日、日本各地では若者のために盛大な成人式が開かれ、式に出席する成人を迎えた女性たちは華やかな振袖に身を包む。日本のこのような伝統(tǒng)衣裝はいったいどれぐらいの手間がかかって作られているのか、このほど東京のある呉服店を取材した。
この呉服店は東京の淺草付近にあり、店內には著物數(shù)百著が並べられている。來店した客は通常、どのような場に著ていくのか、また著る人のステータスに合わせて著物を選択することになる。なかでも、未婚の女性が成人式に著る著物は「振袖」と呼ばれるタイプの著物。このような伝統(tǒng)的な著物は一般的に高級なシルク生地を使用しており、著付けの手順も非常に複雑で、プロの著付師による協(xié)力が必要となる。肌襦袢を著て、腰ひもで固定し、最後に髪飾りを付けるまで、その著付けには少なくとも2時間以上を必要とする。
伝統(tǒng)的な著物は一般に職人の手作業(yè)で縫製され、その価格は約數(shù)十萬円から數(shù)百萬円となっており、一般家庭では著る必要があるとき、レンタルを選ぶのが一般的だという。価格も高く、著付けの手順が複雑で、手入れが難しいことから、日本の若者の間では著物を敬遠する傾向がますます高まっており、関連する業(yè)界の経営も困難に陥っている。
2017年の日本の著物業(yè)界の市場規(guī)模はすでに2710億円にまで縮小しており、ピーク時の1970年代と比べると2割にも満たない。
日本のある呉服店の責任者である古宮千暖さんは、「我々は高価な伝統(tǒng)的な著物よりも、安価で普段から著れるようなファッション著物に力を入れており、すべてレンタルという形で経営している」と話す。
日本の観光庁の統(tǒng)計によると、現(xiàn)在半數(shù)以上の外國人観光客が日本旅行の際に著物の著付け體験をしたいと望んでいる。観光客の増加により、日本の著物業(yè)界は積極的に海外顧客のニーズに応え、様々なレンタルサービスを提供している?,F(xiàn)在著物レンタル市場規(guī)模はすでに著物市場全體の約半分を占めており、業(yè)界全體の支柱となっている。(編集TK)
「人民網日本語版」2019年1月16日
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