上海易居房地産研究院が4日に発表した「10都市中古不動(dòng)産市場(chǎng)報(bào)告」によると、2019年2月には、モニタリング対象となった10都市の中古不動(dòng)産取引量が2萬(wàn)9千戸に達(dá)し、前月比40.9%減少し、前年同期比では7.1%減少した。前月比減少の主な理由は春節(jié)(舊正月、今年は2月5日)があったからだが、前年同期比の減少幅は2月より0.7ポイント拡大しており、ここから19年の1月、2月には10都市の中古市場(chǎng)が引き続き低迷狀態(tài)にあったことがわかる。中國(guó)新聞社が伝えた。
同研究院の姚方研究員は、「例年の2月の取引戸數(shù)に比べ、19年2月の10都市の市場(chǎng)取引は歴史的な低水準(zhǔn)だった。3月は伝統(tǒng)的に不動(dòng)産市場(chǎng)の繁忙期であることを考えると、10都市の中古取引は2月より増加すると予想される。だが不動(dòng)産市場(chǎng)の調(diào)整コントロールが緩和されないという狀況の中、3月の中古取引量の前年同期比増加幅には限界があるだろう」との見(jiàn)方を示す。
同報(bào)告は2月の取引データだけでなく、1都市の過(guò)去6ヶ月間の月平均取引量を12年以降の月平均取引量と比較した偏差などの要因を參考にし、取引量のオン?バランス?ボリューム(出來(lái)高累積指標(biāo)、OBV)の手法を取り入れ、単月の取引の異常な変動(dòng)をできるだけ少なくした。この指標(biāo)に基づくと、廈門(アモイ)が43%と最高で他都市を大きく上回り、低かったのは青島と深センで平均してマイナス35%になった。
同報(bào)告によると、2月の廈門の中古取引量は1746戸で、前月比44.9%減少し、前年同期比225.7%増加した。調(diào)整コントロールが強(qiáng)化され、17年下半期および18年上半期の中古取引量は特に低迷した。これまで廈門の中古価格指數(shù)は前年同期比で11ヶ月連続減少している。姚研究員は、「現(xiàn)在、一部の値を下げている物件が一部の購(gòu)入希望者の期待する価格に達(dá)したことで、購(gòu)入ニーズが顕在化し始めている。廈門の中古市場(chǎng)が底を打ったかどうかは、今後の取引量をしばらく観察する必要がある」と述べる。
2月の青島の中古取引量は1783戸で、前月比42.9%減少し、前年同期比60.0%減少した。深セン市は2209戸で前月比50.8%減少し、前年同期比35.9%減少した。姚研究員は、「購(gòu)入制限や『不動(dòng)産は名義変更の前に銀行ローンを完済していなければならない』などの規(guī)定が、青島の中古市場(chǎng)に目に見(jiàn)えて影響した。深センは重點(diǎn)調(diào)整コントロールが実施された一線都市で、18年8月以降、中古市場(chǎng)が低迷し続け、量も価格も落ち込んだ。今年2月に粵港澳大灣區(qū)(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市圏)の発展計(jì)畫綱要が打ち出され、深センの不動(dòng)産市場(chǎng)は長(zhǎng)期的な好況が期待されるようになったが、調(diào)整コントロール政策が緩和されなければ、市場(chǎng)が大幅に回復(fù)好転する可能性は高くない」と指摘する。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年3月5日