疲れ果ててどうしようもない時に一杯のコーヒーを飲むと、頭がスッキリする。実は、実際にコーヒーを飲まなくても、コーヒーと関係があるモノを見ただけで、脳の集中力が高まることが、最新の研究から明らかになった。つまり、我々は本當(dāng)にコーヒーを飲む必要はない。一杯のコーヒーを眺めるだけで、元気を取り戻すことができるのだ。生命時報が伝えた。
この研究は、カナダ?トロント大ロットマン経営大學(xué)院のサム?マリオ準(zhǔn)教授が率いる研究チームによって進(jìn)められた。研究チームは、東洋と西洋の各國に住むさまざまな文化的背景を持つ人を被験者とし、4つの獨立した実験を行った。各実験には、最多で342人が被験者として參加した。これらの被験者には、架空のコーヒーブランドのために偽のマーケティング活動を行うなど、認(rèn)知に関する各種活動をしてもらい、彼らの心拍數(shù)を測定すると同時に、それぞれの感覚について報告してもらった。その結(jié)果、コーヒーに関する暗示を受けた被験者の思考は、「より具體的かつより精確」であり、時間の経過がより速く感じられたことが分かった。
研究チームは、「コーヒー好きの人は、心理面で、コーヒーと『覚醒』とがしっかりと結(jié)びついている。このため、コーヒーを見ただけで、『カフェインの暗示』がかかり、脳內(nèi)の察知力?覚醒力?注意力を司る分野が活性化する」との見方を示している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月24日