中國人作家の余華氏は9日、山西省汾陽市で開催された「第1回呂梁文學(xué)季」に姿を現(xiàn)し、自身の代表作「活著（活きる）」が出版以來20年以上経った現(xiàn)在でも小説売上ランキングに名を連ねていることについて、「これもひとえに、國語の先生のおかげ。偉大なり、國語教師」とユーモアを交えて語った。中國新聞社が報(bào)じた。

このほど発表された第13回中國作家ランキングにおいて、印稅収入1550萬元（1元は約16.1円）を記録した余華氏は、堂々の第2位に輝いた。2018年度だけでも、「活きる」の売上冊數(shù)は200萬冊を突破した。

余華氏は、「初版から長い年月が経っているにも関わらず、読者が増え続けていることについて、驚きを感じると同時(shí)に、不思議に思っている。少し前、ある中學(xué)?高校の先生が、『1990年代、私が中高生だったころ、國語の先生が『活きる』を読むよう勧めてくれた。今、國語の教師となった私は、自分の生徒たちに読ませている。學(xué)生に『活きる』を読ませる國語の教師は、もはや第三世代に入った』と話してくれた」と述べた。

「海外で中國人留學(xué)生に出會うことが多く、彼らはみんな、中高時(shí)代に私の作品を読んだ経験があった。これはひとえに読むように勧めてくれた國語の先生のおかげ。偉大なり、國語教師」と、余華氏はユーモアを交えて続けた。

余華氏の代表作「活きる」は、1992年、雑誌「収穫」に発表され、その後単行本が出版されて、27年の月日を経ている?！富瞍搿工稀⒓婴问坤沃肖蚩啶筏撙趣趣猡松瓛iいた一人の人間の一生が書かれており、半世紀(jì)におよぶ中國社會の変遷が凝縮されている。現(xiàn)在までに、英語、フランス語、ドイツ語など30の國と地域で翻訳本が出版され、國內(nèi)外の様々な文學(xué)賞を受賞している。また余華氏はこの作品で2004年にフランス蕓術(shù)文化勲章を受賞した。

「呂梁文學(xué)季」は、賈樟柯蕓術(shù)センターが発起?創(chuàng)設(shè)し、數(shù)多くの作家?出版関係者?文學(xué)愛好者が一堂に會する盛大な文學(xué)イベントだ。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月10日