中國(guó)で製造された時(shí)速600キロメートル(km)の高速リニアのテスト車(chē)両が、今月23日に山東省青島市でラインオフした。これにより、中國(guó)は高速リニア技術(shù)の分野で重大なブレークスルーを達(dá)成したことになる?!副本┤?qǐng)?bào)」が伝えた。
新興の高速交通モデルの1種類(lèi)である高速リニアは、速度が速い、安全で信頼性が高い、騒音と振動(dòng)が少ない、旅客輸送量が大きい、屋外の環(huán)境に対する耐久性が高く時(shí)間に正確、メンテナンスが楽といった數(shù)々の優(yōu)位性を備える?,F(xiàn)在、高速鉄道の営業(yè)最高速度は時(shí)速350km、航空機(jī)の巡航速度は時(shí)速800?900kmとなっており、時(shí)速600kmの高速リニアは高速鉄道輸送と航空輸送との速度の空白地帯を埋めることができる。
▽高速リニアは未來(lái)で具體的にどのような役割を果たすか?
説明によると、高速リニアは現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で実現(xiàn)可能な速度が最も速い地上交通ツールとして、長(zhǎng)距離輸送に利用され、大規(guī)模ターミナル都市間や都市圏間に「高速回廊」を構(gòu)築することができる。実際の移動(dòng)時(shí)間を計(jì)算してみると、1500キロメートルの輸送距離なら、高速リニアが最速の交通ツールになる。高速リニア課題チームの責(zé)任者を務(wù)める中車(chē)青島四方股フン有限公司(フンはにんべんに分)の丁■■(參の彡が三)サブチーフエンジニアは、「北京から上海に行く場(chǎng)合、前後の移動(dòng)時(shí)間を含めると、飛行機(jī)なら約4.5時(shí)間、高速鉄道なら約5.5時(shí)間かかるが、高速リニアなら約3.5時(shí)間で済む」と説明する。
そのうえ、高速リニアには「動(dòng)き出すのも止まるのも速い」という技術(shù)的優(yōu)位性があり、速度の優(yōu)位性を十分に発揮させることができ、中短距離の旅客輸送に適しているといえる。大都市の市街地での通勤や都市圏に隣接した都市で利用すれば、都市の通勤効率を大幅に高めることができ、都市圏の「一體化」や「都市融合化」に向けた発展を促進(jìn)することもできる。
この高速リニアにはレールを抱きかかえるような構(gòu)造が採(cǎi)用され、レールから落ちるリスクはない。牽引?給電システムは地上に設(shè)置され、區(qū)間ごとの給電方式が採(cǎi)用され、1つの給電區(qū)間を走ることのできる列車(chē)は1臺(tái)だけで、基本的に追突のリスクはない。他の鉄道列車(chē)と比較すると、リニアの列車(chē)にはこれまであった車(chē)輪がなく、運(yùn)行時(shí)にレールと接觸することはなく、摩擦もメンテナンスもより少なく、ライフサイクル全體を通じてコスト面で優(yōu)位性がある。
中車(chē)公司の関係責(zé)任者は、「世界の先端技術(shù)の1つである高速リニアは、現(xiàn)在の世界における最先端の鉄道交通技術(shù)の一つだ」との見(jiàn)方を示す。
これまで多くの先進(jìn)國(guó)が長(zhǎng)年にわたって高速リニアの持続的な研究開(kāi)発を行い、研究開(kāi)発?引き取り検査に必要な実験線などのプラットフォームを構(gòu)築してきた?,F(xiàn)在、日本は山梨県に42.8キロメートルのリニア実験線を構(gòu)築し、ここで時(shí)速603kmの最高テスト速度を達(dá)成した。
高速リニアプロジェクトをめぐり、中車(chē)公司は目下、高速リニア実験センター、高速リニア試作センターの建設(shè)を進(jìn)めており、今年下半期に実用化される見(jiàn)込みだ。また5両編成で時(shí)速600kmのテスト車(chē)両の研究開(kāi)発も順調(diào)に進(jìn)展中だ。計(jì)畫(huà)では、テスト車(chē)両は2020年にラインオフし、21年に実験線でシステム総合テストを行い、集積?検証作業(yè)を終え、高速リニアの実用化に向けた能力を形成するという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年5月24日