疲労というのはよく見られる癥狀であり、健康な人であっても時(shí)々生じるもの。その発生原因については、主に以下の4點(diǎn)が挙げられる。一つ目は労働強(qiáng)度が高いこと。二つ目は普段から體質(zhì)が良くないか、基礎(chǔ)疾患があること。三つ目としては、進(jìn)學(xué)試験などストレスや緊急の突発的な出來事によって引き起こされた疲労。四つ目は季節(jié)要因の影響で、たとえば冬と春や夏と秋の季節(jié)の変わり目に疲労を覚えやすい。こうした疲労感は、一般には休息を取れば徐々に調(diào)整できる。しかしある種の疲労は休息しても改善されない。これは慢性疲労癥候群によるものである可能性がある。新華網(wǎng)が伝えた。
慢性疲労癥候群(CFS)は、持続的または繰り返し疲労が起こり、さまざまな神経癥狀や精神癥狀を伴うが、器質(zhì)的疾患や精神疾患がないことを特徴とする癥候群。その主な特徴は2點(diǎn)ある。一つ目は疲労の持続期間が比較的長(zhǎng)く(6ヶ月以上)、仕事を大量にしたからでも、ほかの疾患があるからでもないという點(diǎn)。さらに重要なのは、こうした疲労感は仕事をやめたり休息を取ったりしても軽減されず、何もしなくても強(qiáng)い疲労感があり、そのために日常生活と仕事に著しく影響するということだ。二つ目はしばしばほかの問題を伴う點(diǎn)。たとえば運(yùn)動(dòng)後に違和感がある、睡眠を取っても體力が回復(fù)しない、短期的な記憶喪失、筋肉の痛み、腫れを伴わない関節(jié)痛、喉の痛み(ただし腫れなどの癥狀は見られない)、頭痛といった癥狀となる。
慢性疲労癥候群の発病原因はまだはっきりしていないが、長(zhǎng)期にわたる頭脳労働や肉體労働、不規(guī)則な食生活、仕事や心理的ストレスなど精神的な要因及びストレスなどによる神経系や內(nèi)分泌系、免疫系、消化系、循環(huán)系などの機(jī)能の亂れと密接にかかわっているとされている。同時(shí)に、慢性疲労癥候群患者にはしばしば栄養(yǎng)失調(diào)がみられることも証明されている。慢性疲労癥候群で最も目立つ五つの癥狀には、睡眠を取っても疲労が取れない、筋肉の痛み、疲労が緩和されない、思考力や記憶力の低下、関節(jié)の痛みがある。
では慢性疲労癥候群にならないようにするにはどうしたらいいだろうか?
1、日常の時(shí)間管理がとても重要。毎日20-30分程度の時(shí)間を取って休憩や簡(jiǎn)単な運(yùn)動(dòng)をし、精神をリラックスさせる。
2、お茶やコーヒーを食事と一緒に摂らない。飲料に含まれる化合物、たとえば茶葉に含まれるタンニンやコーヒーに含まれるクロロゲン酸は、食品やサプリメント中の各種ミネラルと結(jié)合すると、人體のほかの物質(zhì)の吸収を減少させ、體內(nèi)に必要なビタミンとミネラルが不足してしまう。
3、適宜細(xì)かく睡眠を取ることで、効果的に疲労を緩和し、體のエネルギーを増強(qiáng)できる。
4、就寢の少なくとも4時(shí)間前に軽い運(yùn)動(dòng)やストレッチをすると睡眠を改善できる。
慢性疲労癥候群と診斷された場(chǎng)合、醫(yī)師の指導(dǎo)の下で治療をする必要がある。日常生活では十分な休息と睡眠を必ず取るようにし、散歩やジョギング、ヨガなどの運(yùn)動(dòng)を規(guī)則的に行うこと。できる限り體を動(dòng)かして鍛えることが非常に必要となる。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年7月2日