今月22日、北京市の亦荘で開催中の世界ロボット大會2019の現(xiàn)場で、ある展示ブースは大きな長征ロケットの模型2個があることでとりわけ注目を浴びた。中國航天科技集団有限公司傘下の中國運搬ロケット技術研究院は、この展示ブースでさまざまな新製品を発表した。新華網(wǎng)が伝えた。
スマート四足ロボットはロケット技術研究院総體設計部が開発した。技術者の李強氏によると、ロボットに複雑な路上や過酷な環(huán)境で安定的に走行し任務を遂行する能力を持たせるため、設計者は四足動物を原型とし、カメラ視覚、環(huán)境感知、運動歩容、自主適応制御アルゴリズムなどの技術を採用することにより、この視覚、走行、自動障害物回避、自主バランス維持、走行ルート自主最適化、荷物輸送などの能力を持つ、危険な環(huán)境における「レスキュー隊」ともいえる「犬型ロボット」を設計した。
四本の「鉄の足」を持つ「犬型ロボット」は、地形への適応力が非常に高く、機能が安定している。泥、砕石、険しい路面、雪や氷に覆われた地面、階段などの凸凹した転びやすい地面を走行する際にバランスを維持し、楽に対処できる。
この「犬型ロボット」は安定的に走行するほか、5キロの荷物を運搬できる。地震や土石流などの非常に危険で人が入れない環(huán)境において、人の代わりにいくつかの複雑かつ危険な救助任務を遂行できる。さらに宇宙発射場のモニタリング、偵察、監(jiān)視などの任務にも用いることができる。モニタリングした音聲や畫像などのデータを伝送し、宇宙の複雑で危険な任務の自主?安全?スマート化水準を高めることができる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月26日