「ダブル11」に婚姻屆けを出すカップル
「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)はネットで爆買いをするだけでなく、この日を結(jié)婚記念日に選ぶカップルも多かった。なかには、「『獨(dú)身の日』が私たちの結(jié)婚記念日。これからは私のために毎年ショッピングカートの商品をポチッとしてくれる人ができた!」とする人もいた。羊城晩報(bào)が伝えた。
婚姻屆の受付予約番號(hào)は1ヶ月前にすべてなくなる
毎年の元宵節(jié)(舊暦1月15日)や七夕(舊暦7月7日)、中秋節(jié)(舊暦8月15日)など伝統(tǒng)的な祝日と、中國(guó)語(yǔ)の「520」の発音が「アイラブユー」を意味する中國(guó)語(yǔ)の発音と似ていることから戀人たちの記念日の一つとなっている5月20日や「ダブル11」など新しくできたイベントの日は、ちょっとした婚姻屆ラッシュになる。こうした特別な日の婚姻屆受付予約番號(hào)は普段よりも手に入りにくい。
今年の「ダブル11」も婚姻屆ラッシュとなった。深セン市竜崗區(qū)婚姻登記処の職員によると、同區(qū)は受付予約番號(hào)を120まで用意したが、1ヶ月前にほとんどなくなってしまったという。
なぜ「ダブル11」に婚姻屆を出すのだろうか?取材に応じたカップルの多くが、「この日は『獨(dú)身の日』なので、自分が正式に『獨(dú)身を脫出』したことの記念になる」と答えた。
阿祥さんと暁暁さんもこの日婚姻屆を出した新婚カップルだ。彼らは5年間交際したが、そのうち2年間は遠(yuǎn)距離戀愛(ài)。一人は上海、一人は広州に離れて暮らした。そして最終的に深センで新しい家庭を築くことにした。阿祥さんは、10月には早々と婚姻登記処の予約番號(hào)を手に入れた。暁暁さんのほうは花嫁のベールと純白のドレスを用意し、この日にきちんと裝って婚姻屆を出そうと入念に準(zhǔn)備していた。2人はさらに友人に頼んで、婚姻屆け提出の一部始終をビデオ撮影してもらった。
新婚の葉子さんもこの日をとても特別な日だと考えている。葉子さんは自分の微信(WeChat)のソーシャル機(jī)能「モーメンツ」に寫(xiě)真をアップし、「2019年11月11日月曜日11時(shí)11分。一から始まり、一で終わる。一男一女、一心一意、一生一世」という文を添えた。
結(jié)婚屆提出の予約をしたカップルもいたが、予約をしなかった新婚カップルも多かった。彼らはこの日に登録しようと早起きし、婚姻登記処の入り口で早々と順?lè)沥颏筏皮い?。福田區(qū)民政局婚姻登記処の職員によると、午前3時(shí)にはもう並んでいる新婚カップルがいたという。待っている間にイライラしたりしないように、婚姻登記処では新婚のセレモニー感についての講座も開(kāi)いた。またニーズに対応して、この日、同婚姻登記処では手続きの開(kāi)始時(shí)間を早め、終了時(shí)間も延長(zhǎng)したという。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年11月13日