広州大學(xué)に通う皓逸さんは、今年も帰省に対してそれほど期待していない。「これまでの帰省で両親の『忍耐の限度』はだいたい1週間くらい。前回の帰省から、僕が寢たいだけ寢られるのはわずか2日間だけとなってしまった。実家の起床時(shí)間は、テストの時(shí)よりさらに早い」と彼はぼやく。

昨年の春節(jié)（舊正月）連休中、西安交通大學(xué)に通う蕭旭さんは、ネット生配信番組を見たかったので、実家での餃子づくりの手伝いをしなかった。年夜飯（舊暦大晦日の夜に家族で食べるご馳走）を食べ終わり、家族揃って春晩（舊暦大晦日の夜に放送する恒例の年越し番組）を観る時(shí)間になったとき、彼女は母親に寢室に呼ばれ、みっちり叱られてしまった。その後かなりの間、彼女と母親の関係はぎくしゃくしたままだったという。

両親の小言の背後にあるのは「子供を気遣う心」

中國(guó)大學(xué)メディア連盟の調(diào)査によると、大學(xué)生の約9割が、「父母の気遣いを理解できる」と答えている。「貴重な連休中に日頃の両親との関係を上手く調(diào)整するためにどんなことをしたか？」との問(wèn)いに対し、大學(xué)生の32.27％は、「両親と話し合おうとした」と答え、「父母の言い分はもっともだと悟り、自分の至らない點(diǎn)を変えようとした」は32.64％だった。このほか、「特に何の行動(dòng)もとらなかったが、現(xiàn)狀を変えなければならないと思った」とした人は23.34％だった。

子供との関係や付き合い方に関し、大學(xué)2年生の娘を持つ許寧さんは、「難しすぎる」としている。娘がもうすぐ休みに入ると知ると、許さんは大変嬉しくなるが、娘が実際に家に帰ってくると、2日も経たないうちに、娘のルーズな生活習(xí)慣を腹立たしく感じるようになる?！袱郡い皮い?、心の中にある怒りを抑え付けているが、娘に『そんなことをしてはダメ』と思わずその都度言いたくなってしまう」と許さんは打ち明ける。

今年大學(xué)4年生の娘を持つ徐晴さんは、娘について、大學(xué)院受験の結(jié)果を待ちながら、履歴書を出して就職活動(dòng)も行うことで、二つを同時(shí)に準(zhǔn)備した方がいいという考えから、繰り返し娘にアドバイスしたが、娘からの反応は反感と言い爭(zhēng)いだけだった。徐さんは、「娘はこの問(wèn)題に対して常に避けようとばかりしていて、私や父親の意見に耳を貸すつもりはないみたい」とし、親子関係が最も険悪になった時(shí)には、娘は問(wèn)題回避のため、家を出て同級(jí)生の家に3、4日居候したこともあったのだという。