雁鴻さんが作った髪飾り。
1989 年生まれの雁鴻さんは、動(dòng)畫共有サイト「ビリビリ(bilibili)動(dòng)畫」 で 23 萬人のフォロワーを抱え、動(dòng)畫の再生回?cái)?shù)が560 萬回に達(dá)する投稿主だ。
雁鴻さんの動(dòng)畫の再生回?cái)?shù)が 560 萬回まで急増し、大人気となった理由は、彼女が手作りで、中國の歴史ドラマで登場(chǎng)する髪飾りを再現(xiàn)しただけでなく、そのクオリティが非常に高かったからだ。
元看護(hù)師の雁鴻さんは、清の第6代皇帝?乾隆帝の時(shí)代が舞臺(tái)のドラマ「延禧攻略(Story of Yanxi Palace)」が放送され、大人気になった時(shí)に、清の時(shí)代の衣裝や髪飾り、うちわなどを作り、そのクオリティの高さが、フォロワーの間で好評(píng)を博した。當(dāng)時(shí)、同ドラマに夢(mèng)中になっていた雁鴻さんは材料を買いそろえ、初めて髪飾りの「絨花」を作った。
雁鴻さんが作ったドラマ「明蘭~才媛の春~」をイメージした髪飾り。
ドラマ「明蘭~才媛の春~(原題:知否知否応是緑肥紅痩)」では、明蘭が結(jié)婚した時(shí)に著用していた鳳冠が印象的だったという。雁鴻さんは予告動(dòng)畫の數(shù)秒間のシーンと探し出した劇中寫真を頼りに、わずか數(shù)日で、その鳳冠を再現(xiàn)し、その回が放送されたすぐ後に、「ビリビリ動(dòng)畫」に作り方を紹介する動(dòng)畫を投稿した。
雁鴻さんが作ったドラマ「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」をイメージした髪飾り。
1本目の動(dòng)畫を投稿してから、これまでわずか1年の間に、合計(jì) 105作品の動(dòng)畫を投稿し、その內(nèi)容も、絨花やヘアピン、各種髪飾りなどバラエティーに富んでいる。
手作りで、ハイクオリティな髪飾りを紹介するようになり、雁鴻さんは 「ビリビリ動(dòng)畫」で人気の投稿主となった?,F(xiàn)在、フォロワーの數(shù)は23 萬人、動(dòng)畫の再生回?cái)?shù)は 560 萬回に達(dá)している。
雁鴻さんが作った髪飾り。
雁鴻さんが投稿している105本の動(dòng)畫のなかで再生回?cái)?shù)が最も多いのは、 空き缶18個(gè)を使った京劇の鳳冠の作り方を紹介したもので、そのデザインはあるゲームのキャラクターにインスピレーションを得たという。
雁鴻さんは、空き缶を洗い、切って平らに伸ばし、表面の塗裝を落とし、アルミ板を作り上げ、そこに厳選したガチョウの毛を接著剤で下絵の裏側(cè)に貼り付けてから切り取る。それをアルミ板に貼り付け、さらに太さの異なる細(xì)い針金を周囲に巡らせるように貼り付けて、アルミ板を切り取り、パーツを作り上げていく。この手順は雁鴻さん自身が試行錯(cuò)誤を重ねて考えたそうで、「先にアルミ板を切ってからガチョウの毛を貼り付けようとすると、どうしても隙間ができてしまうから」と説明する。
雁鴻さんが作った敦煌の供養(yǎng)人シリーズの髪飾り。
こうして一つ一つ丁寧に作り上げた髪飾りの蝶々や鳳凰などの細(xì)かなパーツを組み立てて豪華な京劇の髪飾りを完成させるのに、デザインと磨き、加工に13日間、組み立てに2日間の合わせて約 200時(shí)間かかったという。
作り方を紹介する動(dòng)畫のほか、雁鴻さんはオーダーも受けており、昨年 9 月、半年かけて明の時(shí)代の豪華な髪飾りを作った。購入者は漢式の結(jié)婚式を挙げる際にそれを身に著けたという。他にも、雁鴻さんは自分のアイデアも盛り込みながら、敦煌の供養(yǎng)人や山海経に登場(chǎng)する神獣なども作っている。
雁鴻さんが作った山海経シリーズの髪飾り。
數(shù)ヶ月前、雁鴻さんはECプラットフォームにショップを開き、手作りに必要な半加工された材料を販売し始めた。そしてそこにアップされている作り方の動(dòng)畫は、「ビリビリ動(dòng)畫」にアップされている動(dòng)畫となっている。
雁鴻さんは今、夫と共に、手作りの趣味を仕事にしてアトリエを開くという目標(biāo)を持っているという。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月8日