香港大學は12日、同大學機械工程學部の「スーパースチール」研究開発チームが米カリフォルニア大學バークレー校と協(xié)力し、このほど「スーパースチール」の耐破壊性、すなわち靭性の研究で重大な進展を?qū)g現(xiàn)した。その性能は現(xiàn)在の航空宇宙用鋼材を上回る。新華社が伝えた。
香港大學の研究者によると、金屬の降伏強度、延性、靭性という3種の屬性にトレードオフの関係があるというのが従來の科學的な観點だ。すなわちある屬性の機能を強化すると、殘りの1種か2種の機能が低下し、3種を同時に強化できないということだ。工業(yè)応用において、高級鋼材は高い耐破壊性を持つ必要があり、頑丈である上に、部材の事前失効によるアクシデントを回避しなければならない。だが鋼材の強度を上げればその靭性が低下し、材料の脆弱性が上がる。関連する研究活動は困難を極めている。
香港大學機械工程學部の黃明欣教授が率いるチームは、米カリフォルニア大學バークレー校、米ローレンス?バークレー國立研究所と協(xié)力し、材料の降伏強度を強化することで新たな増靭化メカニズムを構(gòu)築し、鋼材の靭性を大幅に高めた。「スーパースチール」は高級鋼材に必要な高強度、延性、靭性という3つの重要指標の高水準を?qū)g現(xiàn)した。その性能は現(xiàn)在の航空宇宙用マルエージ鋼を上回るが、コストはその5分の1に過ぎない。
チームの説明によると、「スーパースチール」は各國で特許出願中だ。チームも業(yè)界と協(xié)力し、まず高強度橋梁ケーブル、防弾チョッキ、自動車用スプリングなどのプロトタイプを作成しテストを行う予定だ。研究開発成果は産業(yè)化?商品化される見込みだ。
同研究成果は5月8日付の學術(shù)誌「サイエンス」に掲載された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月15日