世界最大出力の「神24電気機(jī)関車」が29日夜、湖南省株洲市にある中車株洲電力機(jī)車有限公司でラインオフした。同電気機(jī)関車の出力は2萬(wàn)8800kW、けん引力は2280kNで、鉄道交通設(shè)備の世界記録(出力は1萬(wàn)4400kW、けん引力は1140kNで、いずれも同社の記録)を更新した。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。
神24電気機(jī)関車は同社と國(guó)家エネルギー集団が共同開発したもので、最高運(yùn)行時(shí)速は120キロにのぼる。12‰の勾配で1萬(wàn)トンの貨物列車をけん引する能力を持ち、重輸送鉄道の「動(dòng)力の王」とも呼べる。
筆者が現(xiàn)場(chǎng)を取材したところ、同電気機(jī)関車は6両編成で、長(zhǎng)さは106メートル。両端に操縦室があり、間の車両の內(nèi)部は貫通している。先頭車両のデザインはオスライオンをイメージしている。角ばっており、重輸送電気機(jī)関車の力量感を示している。
同社機(jī)関車システム研究開発部の王位マネージャーによると、従來の単一の先頭車両で2両もしくは3両編成の電気機(jī)関車と異なり、神24電気機(jī)関車は初めて開発したネットワーク側(cè)回路への自動(dòng)適応、ネットワーク動(dòng)的編成制御技術(shù)を採(cǎi)用している。これにより、16軸(4両)、20軸(5両)、24軸(6両)のフレキシブルな編成を?qū)g現(xiàn)しており、多様な輸送力の需要を満たし、かつ乗務(wù)員が1組しか配備する必要がない。
機(jī)関車はさらにスマート操縦、スマート運(yùn)行?メンテナンスを?qū)g現(xiàn)する「スマートブレイン」を搭載しており、自動(dòng)スリープ解除、自動(dòng)発車、自動(dòng)速度調(diào)節(jié)、自動(dòng)停車などの機(jī)能を持つ。走行中に人の手による操作の必要はなく、さらにスマート運(yùn)行?メンテナンスプラットフォームを搭載しており、全使用期間の故障予測(cè)?健康管理システムを構(gòu)築している。機(jī)関車の狀態(tài)のスマートな感知、故障のスマートな識(shí)別、カギとなる部品の自動(dòng)診斷、劣化運(yùn)行モニタリングなどを?qū)g現(xiàn)した。
安全性について、神24電気機(jī)関車は変流器モジュールの枠組み設(shè)計(jì)の革新に取り組み、出力モジュールの稼働中に生まれる過電圧や電流均一化といった技術(shù)の難題を解消した。モジュール化、セパレート型ネットワーク、スマート化設(shè)計(jì)を基礎(chǔ)とする次世代機(jī)関車制動(dòng)システムを採(cǎi)用し、制動(dòng)の安全性を高めた。同時(shí)に北斗衛(wèi)星測(cè)位システムの相対測(cè)位に基づき、機(jī)関車の正確な制御を?qū)g現(xiàn)した。
王氏は「機(jī)関車の運(yùn)行は輸送コストと人的資源を削減できるだけでなく、燃費(fèi)を改善し大気汚染も減らせる。機(jī)関車は油性ペンキの代わりに環(huán)境に優(yōu)しい水性ペンキを採(cǎi)用し、揮発性有機(jī)化合物の排出を40%削減するとともに、研究開発において大出力制動(dòng)エネルギーの回収の品質(zhì)が低く、電流が大きいという難題を解消し、制動(dòng)により生まれる大きな動(dòng)力の回収?再利用が可能になった」と説明した。
神24電気機(jī)関車は引き渡された後、國(guó)家エネルギー集団神朔鉄道で運(yùn)行し、中國(guó)のエネルギー輸送の大動(dòng)脈の輸送効率を高める。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月30日