近年、米國(guó)や英國(guó)、オーストラリア、オーストリアなどのポピュリズムと反グローバリゼーションが臺(tái)頭し始めている。それらの國(guó)に留學(xué)していたり、またはこれから留學(xué)する予定の學(xué)生に、こうした現(xiàn)狀がどんな影響を與えるかについて、今後も注視していく必要があるだろう。光明日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。（文/劉敏、北京師範(fàn)大學(xué)國(guó)際?比較教育研究院準(zhǔn)教授）

今年6月、新型コロナウイルス感染拡大や労働市場(chǎng)の悪化に伴い、米トランプ政権は、特殊技能職ビザ（H-1B）、熟練?非熟練労働者ビザ（H-2B）、交流訪問(wèn)者ビザ（J）、企業(yè)內(nèi)転勤者ビザ（L）などの非移民ビザの新規(guī)発給を一時(shí)停止すると公布した。この措置に、米國(guó)のハイテク企業(yè)は不満を表した。長(zhǎng)期に渡って、米國(guó)は、中國(guó)の學(xué)生の重要な留學(xué)先となっているだけでなく、中國(guó)の高等教育交流?連攜の重要な対象國(guó)にもなっていた?，F(xiàn)在、國(guó)際情勢(shì)の不確定要素が目に見(jiàn)えて増加しているのを背景に、人材の國(guó)際的な流れにも注目が集まっている。

まず、「どこへ向かうか」という問(wèn)題に答えなければならない。

米國(guó)やそれに追隨している他の國(guó)の対外政策が留學(xué)のリスクを高めていることに疑問(wèn)の余地はない。また、「一帯一路」（the Belt and Road）建設(shè)が世界各地で進(jìn)んでおり、対海外投資や國(guó)際協(xié)力人材のニーズは今後も拡大し続けるだろう。そのため、中國(guó)の學(xué)生が海外留學(xué)を考える場(chǎng)合、より賢明な判斷をし、目標(biāo)をより明確にし、學(xué)校や専攻學(xué)科をキャリアプランと合わせて考えなければならない。中國(guó)の一部の國(guó)に対する投資や協(xié)力が増加するにつれて、それらの國(guó)が、新たな人材の流れの方向になるだろう。そして、公用語(yǔ)が英語(yǔ)ではない一部の國(guó)の得意としている學(xué)科や「一帯一路」建設(shè)関連の特色ある學(xué)科のメリットが今後、一層際立つようになるだろう。

中國(guó)國(guó)內(nèi)外で局面が変化しており、いかに新たな局面を切り開(kāi)くがより重要になっている。

人材は最も重要なソースだ。歴史的に見(jiàn)ても、米國(guó)の移民政策や高等教育の開(kāi)放政策は、人材誘致の面で非常に重要な役割を果たしてきた。それら人材は、テクノロジー?イノベーションの分野で、米國(guó)に多大な貢獻(xiàn)を行ってきた。その観點(diǎn)から中國(guó)を見(jiàn)てみると、海外にいる中國(guó)人の人材が帰國(guó)するというのは不可逆的な情勢(shì)となる。

つまり、中國(guó)は、米國(guó)が歴史上、世界の人材を吸い寄せてきた経験を再現(xiàn)する可能性が高いということだ。そのため、中國(guó)は今から、國(guó)際人材ターミナルを構(gòu)築し、グローバル人材にメリットを與えられるような長(zhǎng)期的な計(jì)畫を立てなければならない。

一層開(kāi)放的な人材構(gòu)造がなければ真の意味で「國(guó)際人材ターミナル」を構(gòu)築することはできない。それには、中國(guó)の高等教育のインテンション発展を加速させ、「國(guó)際留學(xué)センター」を構(gòu)築し、人材サービス體系を整備し、人材回帰のインセンティブを與え、世界のインテリジェンス導(dǎo)入のための協(xié)力プラットホームを構(gòu)築し、海外で學(xué)校経営をして現(xiàn)地で人材を育成することなどが含まれる。全面的、合理的、実用的な人材戦略は、平和で友好的な國(guó)際環(huán)境を作るための基礎(chǔ)だ。エリートを集め、包摂?shù)?、開(kāi)放的な人材政策を打ち出すことは、世界のバリューチェーンの質(zhì)向上につながるだろう。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月31日