アレシボ天文臺(tái)が崩壊、FASTが世界のたった一つの「目」に

人民網(wǎng)日本語版　2020年12月03日13:18

受信プラットフォームが崩壊した後のアレシボ望遠(yuǎn)鏡

一夜にして、地球の「2つの目」の一つとされるプエルトリコのアレシボ天文臺(tái)の電波望遠(yuǎn)鏡が崩壊した?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

アレシボ天文臺(tái)を所有する全米科學(xué)財(cái)団（NSF）は現(xiàn)地時(shí)間12月1日、今年2回発生した重大な電気ケーブル事故に続き、望遠(yuǎn)鏡の上につり上げられていた受信プラットフォームが同日落下し、望遠(yuǎn)鏡の反射盤（アンテナ）の表面を破壊したと発表。死傷者は今の所出ていないが、望遠(yuǎn)鏡は使用不能になる可能性が高い。現(xiàn)在最も実現(xiàn)性の高い手段の一つは再建することだ。アレシボ天文臺(tái)のスタッフはこのほど、望遠(yuǎn)鏡が機(jī)能を失えば世界の天文探査分野は、中國の貴州省にあるもう一つの「大きな目」、500メートル口徑球面電波望遠(yuǎn)鏡（FAST）に依存するしかないと述べた。

NSFとSNSの寫真を見ると、今回の崩壊による損害は深刻だ。受信プラットフォームが完全に崩壊し、その一部のアルミ板が剝がれ落ち、下の植物がむき出しになっている。

セントラルフロリダ大學(xué)が発表した崩壊の近景

崩壊前後の比較（ツイッターより）

NSFのスタッフがすでに現(xiàn)場(chǎng)入りするとともに、望遠(yuǎn)鏡の損傷を評(píng)価し、天文臺(tái)のその他の施設(shè)の保護(hù)を行っている。NSFは、アレシボ天文臺(tái)のスタッフの経費(fèi)は引き続きセントラルフロリダ大學(xué)から支払われると発表した。またすべての殘された研究に盡力し、殘された施設(shè)の補(bǔ)修を行うとした。